がんばる起業家の「おっさん」たち

先週、子どもたちと屋上で遊んでいると、屋上の入口で、何やら不審なおっさん二人組が覗いています。万が一を考えて、「ここは一般の方は立ち入り禁止ですよ・・・」とおっさんどもの所に行くと、懐かしい来客でした。

 

私が勤めていた会社の喫茶部門で、長く仕事をしていた先輩二人組です。仕事上でも大変にお世話になりました。二人とも、組織の中ではアウトロー的な存在でしたので、私よりも先に会社を退職して、我が道を進んでいました。

 

一人は、太陽光発電などの省エネやエコのトータルサービスの会社を立ち上げました。この業界は、起業するには、将来性があると言われていますが、それだけ競合の激しい世界です。自治体のオール電化住宅への補助金も一巡し、これからは、競合としのぎを削る戦いだそうです。しかし、持ち前の営業力で実績を残しています。

 

もう一人のおっさんは、10年以上前に、便利屋を立ち上げました。家の片付け、掃除、修理等の作業から、庭の手入れ、時には、お年寄りの話し相手にもなる、「何でも屋」さんです。会社の名前に「aloha!(アロハ)」が使われています。保育園の一時預かりの園児にもアロハ君がいますが、このアロハという言葉は、ハワイで「こんにちは」「さようなら」という挨拶の言葉だけでなく、深い意味が込められているそうです。

 

A:alahi 思いやり L:lokahi 調和 O:oluolu 喜び H:ha aha a 謙虚 A:ahonui 忍耐

彼は、アロハの言葉の中に、お客様の役に立ちたいという想いを込めています。

 

わたしも、そんなおっさんの一人ですが、仲間たちが前向いてしっかりと歩いている姿は、大きな勇気になります。頑張るおっさんたちの共通点は、何でしょうか。二人を見ていると、いつまでも少年のような心・・・かもしれません。私もそうありたいですね。