本日、ある男性が保育園を訪問されました。この4月に、大宮西小学校の正門前に民間学童「陽だまりの広場」を開設するので、よろしくお願いします。と代表の方が挨拶に来られたのです。
大宮西小学校には、この春、卒園児の一人が入学しますし、今後の卒園児の中にも大宮西小学校へ入学する園児もいます。そんな深い関わりとなるので、現在2つある公立学童に加えて、民間ですが3つ目の学童となる「陽だまりの広場」の代表と、学童保育の現状などの雑談をしていたのですが、突然、衝撃的な話を聞くことになります。
今から2年少し前の2013年12月16日・・・クリスマスを前にして、ホワイトきゃんばすのあるイオン大宮西店の正面入口前の横断歩道で、当時小学校4年生だった女の子が交通事故で亡くなりました。
仕事が終わって、現場前を通ると、女の子の母親だと思われる女性が、花束を用意されているのをよく見かけていましたので、私の記憶から、この悲しい事故は消えることはありませんでした。
そして、この代表の男性は、亡くなった女の子の父親だそうです。思わず、目頭が熱くなりました。もし、娘さんが生きていたら、この春小学校を卒業して、中学1年生となっていたのです。
彼は、現在のお仕事を辞めて、娘が通っていた大宮西小学校で、民間学童を立ち上げるという、強く大きな決断をしたのです。娘を亡くした言葉では表現できない悲しい、どん底の精神状態から、逃げずに前を見て歩き始めたのです。娘が通った小学校の子どもたちに、何ができるか・・・彼の決断には、正直感動を覚えました。
このブログに、彼の強く大きな決断を書かせていただくのは、大きな悲しみを抱えながらも、前を向いて歩き出した彼へのエールです。是非ともがんばってもらいたい。
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