我が家の棚には、必ずこの柿の種があります。私がビールのつまみにするだけではありません。子どもたちも、小腹が空いた時に食べています。パッケージをよく見ると、柿の種とピーナッツの可愛いキャラクターのイラストがあります。
柿の種は、おやじの酒のつまみだけでなく、若い世代にも広く愛されているようです。そんな亀田製菓の柿の種は、発売から50年を迎えたそうです。50年も売れ続けるお菓子など、そう簡単にはありません。今や、亀田の柿の種の年間売上は200億円だそうです。
亀田製菓は、1962年にピーナッツ入りの柿の種を発売し、アサヒスーパードライなどの辛口ビールなどの「ドライ戦争」がビール界に起こると、酒のつまみとして定着。その後、わさび味や梅味の派生商品を投入するなど様々な戦略で50年のロングセラー商品となったのです。
「守るところは守り、変えるところは変える」というのが、会社の経営方針だそうです。私は、サラリーマン時代に、長く新潟エリアを担当していましたので、欧風せんべい「ハッピーターン」と共に、亀田製菓の米菓には、とても愛着があります。
菓子メーカーとしては、超優良企業ですが、「米菓」という切り口で、海外市場へも積極的に打って出れば、まだまだ売り上げも伸びるのでしょう。
それでも、国内でコツコツやっていった結果が、50年のロングセラー商品につながったのでしょうね。目先の販路拡大に走らないところが、長く続く商品の秘訣かもしれません。商売は、実に難しいものです。(笑)
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