「琴奨菊の優勝は、自分にとっては、一番嬉しいけど、一番悔しい・・・」と言ったのが、中学時代からの同期のライバル豊ノ島関です。日本語としては、とても矛盾していますが、その意味は誰もが納得する、昨日の大相撲千秋楽でした。優勝した琴奨菊関に、唯一黒星をつけたライバルと抱き合うシーンは、本当に感動的でした。
NHKのアナウンサーも思わず「あまり使いたくない表現ですが・・・10年ぶりの日本出身力士の幕内最高位優勝となりました。」という言葉が、印象的です。
日本人力士という言い方でないのは、最年長で優勝した、モンゴル出身の旭天鵬関が、帰化して日本人となっているからです。琴奨菊関の31歳11ヶ月の優勝も、史上3位の高齢記録です。
日本の国技である相撲も、すでに国際化の扉をずっと前に開けているので、日本人以外の力士が優勝しても、その実力や努力をも認めてきたはずですが、10年というのは、本当に長い長い時間でした。
私自身も、日本出身力士の10年ぶりの優勝に、特別の感情を抱いてしまいます。ここは、ウダウダ言わずに、素直に琴奨菊関の優勝を喜ぶとします。
さて、どうしても、次に言われるのは、「日本人横綱を見たい!」ということになりますね。若貴ブームを起こした、貴乃花が引退してから、日本人の横綱は生まれていないのです。
「今場所と同じような相撲が続けば、文句ないでしょうが、大関になってからの琴奨菊は、カド番ばかりの印象も強いし・・・」だめです。ウダウダが止まりません。(笑)
やっぱり、琴奨菊関には、ガブリ寄りで頑張ってもらいたいし、琴奨菊に刺激を受けて、多くの日本人力士よ・・・優勝争いをしておくれ!(日本人に執着する器の小さいおやじ園長でした・・・)
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