長野県にある清泉女学院短大は、長野県内のほぼすべての私立幼稚園に卒園生を輩出し、地域から確かな信頼を受ける、伝統ある養成校です。
この学校では、将来、身の回りの素材を生かした環境構成をするためには、保育者自身が自然を理解し、豊かな生活や遊び体験を持っていなければ難しいと考え、8年前から取り組んでいるのが「保育士になるための100の体験」だそうです。
保育士、幼稚園教諭の課程外の活動となるようですが、「空き缶や竹筒でお米を炊く」「あぶり出しをしてみる」「黒曜石でナイフを作る」「雪合戦をしてみよう」「リンゴの皮むきをできるようになろう」など、生活に即したものが中心です。
最近の学生は、「マッチで火をつけたことがない」「虫に触ったことがない」という生活体験の不足が目立つようになったと言います。
実際に、子どもたちと過ごす中で、保育者自身が、感性を磨き、自分の中の「引き出し」を増やすことは、とても大事なことですね。これは、保育の世界に限った事ではなく、「引き出し」の多い人は、とても魅力的です。
ホワイトきゃんばすの先生たちの平均年齢は40歳を大きく超えているので、清泉女学院短大のような授業を受けなくても、子どもの時に、自分たちで、経験したり遊んでいたことをそのまま子どもたちと一緒に楽しむことが多いですね。
子どもたちの自由な発想を引き出すためにも、授業では学べない体験を持っていることは重要です。
「あの人には、たくさんの引き出しがある・・・」なんて言われてみたいものですね。(笑)
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