十二支のおはなし

今日は、首都圏でも交通機関が乱れるほどの大雪となりました。混乱が予想されましたが、保育園では、予想以上に多くの園児が登園してきました。頑張って歩いてきた園児も多く、朝からひと仕事です。もちろん、先生たちも今日は歩いて通勤となりました。

 

屋上の新雪で、雪遊びを楽しみにしていた子どもたちですが、雨となってしまい、楽しみは、明日にお預けです。(笑)

 

さて、今日の寺子屋は、「十二支のおはなし」です。保育園の柱には、十二支のイラストが時計のように丸く貼ってあり、その下に、子どもたちの名前が、ひらがなで書かれています。

 

6歳のうし年から、とら・うさぎ・たつ・へび・うま・そして0歳の羊年までの7つが、園児たちの干支です。今日は、自分や友だちの干支の確認と、「十二支のおはなし」という絵本を読みながら、なんで、12匹の動物なの?を学びました。

 

ずっと むかしの 年のくれのこと。

かみさまが、どうぶつたちを ごてんに あつめ こういわれた。

「あしたは、しん年の ごあいさつに きなさい。はやいものから じゅんに 十二番ま 

で、一年間ずつ その年の たいしょうに してあげよう」

 

こんな感じで、物語はスタートします。

 

牛は、自分はのろまだから、夜のうちから出かけます。そして、ちゃっかり、牛の背中にネズミが乗っています。そして、牛が一番乗りで門をくぐろうとすると、ネズミが背中から飛び降りで、一番になるのです。二番は牛です。

 

目がさめて、風をうならせて三番目に到着したのが虎です。つづいて、ウサギぎが四番目。龍は、空からヘビを「おれの背中に乗っていくか~」と誘ったものの、「おっかねえからいやだ」とヘビは草むらの小道を進みます。五番が龍で、六番がヘビです。

 

続いて、ぱっかぱっかと馬が駆け込んできて、七番目。羊も続いて八番目。犬と猿は、相変わらずケンカを始めた。間に入ったにわとりが、「やめろ、やめろ。正月早々、かみさまが待っておられるぞ」ととりなし、猿が九番目、鳥が十番目、犬が十一番目です。十二番目には、勢いよく走ってきた、猪が入ります。

 

「そして、かみさまは、約束の冠をネズミの頭に置くと、最初の一年間はたいしょうだ。そのあとは、うし、とら、うさぎ、たつ、へび、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、いのししの順番だ。」これが、十二支のはじまりだった。

 

というのが、絵本の内容です。

 

子どもたちは、自分の干支だけでなく、ママやパパの干支を知っている園児が何人かいたので、干支の話題で大いに盛り上がったのですが、絵本では、最初に集まった動物の中に、かめ・たぬき・きつね・くま・かっぱ・ねこ・すいぎゅうなどもいます。

 

「どうして亀は、干支にならなかったの?」という園児の質問に、「亀はゆっくり歩いていたので、12番目に間に合わなかったんだよ」と、答えるしかない、おやじ園長でした。(笑)