ユニセフから便りが届きました。2014年の子どもたちのための成果というレポートです。その中で、子ども兵士の内容が綴られていました。
「妹も叔父も敵に殺され、ぼくは兵士になりました。それはつらい体験でした。重たい武器装備を持たされて時には3日も4日も歩き続けなければならなかったのです。」
これは、13歳の少年のコメントですが、ユニセフでは、アフリカ大陸のほぼ中央に位置する、南スーダンの武装グループから3千人の子ども兵士を開放したそうです。
現在、19ヶ国で、25万人以上の少年や少女が、強制的に武器を持たされ兵士として徴用されていると言われています。紛争下においては、武装勢力だけでなく政府軍も、判断能力のない子どもたちを誘拐し、監禁し、洗脳し、子どもたちは「殺人マシーン」として利用されるのです。
上官の命令に逆らった子どもは、手足を切断され、兵士として役に立たなくなると、使い捨てられるそうです。使い捨てとは、当然死を意味します。
島国日本では、国境の認識もなく、徴兵制もありませんので、一般の国民は、武器を持つという現実を一生経験しないで終わるでしょう。本来ならば、子どもたちは、武器を持つのではなく、鉛筆を持って勉強することが、当たり前のことなのに・・・世界には、死と隣り合わせの環境でギリギリのところで生きている子どもたちがいます。私たしが、今すぐに、そんな子どもたちを救うことはできませんが、この事実を知ることが、第一歩だと思っています。
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