成虫で越冬するキタキチョウ

屋上では、子どもたちは、色々な遊びを楽しんでいますが、虫あみ&虫かごチームは、最近では、昆虫図鑑を片手に採集しています。遠足で行った、北本自然公園の影響ですが、例えば、アゲハチョウなどは、図鑑を見ると、正式名称を学ぶことができて、子どもたちの採集レベルは、かなり高いものになっています。(笑)


そんなチョウも冬になると、ほとんど見かけることがなくなりました。モンシロチョウなどは、春のイメージがありますが、冬を除けば、1年中見ることができます。冬は、幼虫やさなぎ、卵の状態で越冬します。


しかし、キタキチョウは、成虫のままで越冬する数少ないチョウだそうです。秋は、冬越しのために多くの花の蜜を吸ってエネルギーをためます。そして、気温が下がると、ススキの株元や生け垣の葉の裏などに潜み、外敵から身を守って過ごすそうです。


こんな話を聞くと、どうしてもキタキチョウを冬に見たくなってきますね。薄黄色の羽に黒色の模様があるのがキタキチョウです。


今日は、昆虫採集チームとおやじ園長が一緒になって、「キタキチョウを見つけるぞ!」と必死に探したのですが、1匹のチョウも発見できませんでした。


この冬の屋上遊びの目標の一つに「キタキチョウ発見」をあげて、凍てついた冬の野原に、小さな命が懸命に生きる姿を見ることができれば、子どもたちも、大きな勇気をもらえるかもしれませんね。