文部科学省は、2020年度から順次実施する次期学習指導要領に、アクティブ・ラーンニングを盛り込み、すべての教科指導に導入することをめざします。このアクティブ・ラーンニングは、子どもたちが、議論や発表を通じて答えを見つけていくという学習形態です。
このアクティブ・ラーニングという言葉だけが独り歩きしているような最近の風潮ですが、かなりの学校で、すでに実践されています。
しかし、多くの教員から「どう教えたらいいかわからない」との戸惑いの声が上がっているようです。ある公立中学校の男性教諭は、現在も授業に討議などを取り入れているが、時間が足りず、うまくいかないといいます。
討議については、展開がどうなるかはその場その場で違ってきますし、先生が間に入って、どのように対応するのか、また定期テストをどう作るのかといった問題も出てきますね。まさに、1つの正解がない事に対して、自らその答えを見つける作業です。
一般企業に勤めるサラリーマンの方が、普段から会議やミーティングで討議する習慣がついているので、学校の先生よりも上手に授業ができるのかもしれませんね。
おやじ園長の最も得意とする分野でもあります。(笑)
アクティブ・ラーニングからは、子どもたちの思考力や表現力、主体性など、大人になって、「よのなか」で活躍するには必要なスキルが身につくことになるでしょう。アクティブ・ラーニングを定着させるという総論には異論はないですね。あとは、具体的な対応という各論が大事になってきます。先生の総合力が問われます。
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