昨日は、私の末っ子である高校1年生の娘のDRC大会が行なわれました。
娘が通う高校の教育プログラムの一つで、「DRC」は、ドリーム・リアライズ・カンファレンスの略で、仕事や学問研究についてのプレゼンテーションを行います。具体的には、ある企業を取り上げて、その市場やお客様動向などを考察し、その企業の将来性や改善点などを見出すといったプレゼンテーションです。
民間企業出身の副校長が就任してからは、生徒たちが社会に出てから、通用する大人になってもらおうと、一般の勉強以外に、様々なキャリア教育が行われています。この取り組みも、企業分析力、グループ討議、プレゼンテーション能力、チームワークなど社会に出てから必要になる多くの内容を経験できるプログラムです。
1、2年生6グループが、予選を勝ち抜いて、市内の大会場での本大会にのぞんだという次第です。娘のグループも、1年生代表の3チームに残ったようです。
昨夜、家でビデオを見ていました。プレゼンテーションの内容は、「コールド・ストーン・クリーマリー」です。2005年に六本木ヒルズに1号店を開いた、アメリカのアイスクリームブランドです。
お客様がオーダーしたアイスクリームやナッツ、フルーツを-9℃に冷やしたみかげ石の上で混ぜ合わせ、お客様ごとに「オリジナルアイスクリーム」を提案するというショップです。開店当時は、大行列の話題の店となり、混ぜ混ぜしながら、ミッキーマウスマーチの軽快な音楽が流れ、店員が歌いながらのパフォーマンスもあります。「Make People Happy」をサービスのコンセプトにしているので、とにかく楽しくてわくわくするようなショップです。
しかし、ブームは長続きしません。ホワイトきゃんばすから一番近い、浦和パルコにあったショップも数年で閉店となってしまいました。
娘のグループは、売上規模と企業研究の他に、アイスクリーム業界の同業である、ハーゲンダッツやサーティワンアイスクリームとの比較、現在の問題点から、今後の提案という流れでの発表でした。
民間企業、しかも菓子業界出身のおやじ園長の目からは、まだまだデータ分析や、店舗を増やして売上を上げると高級ブランドはどうなる?など、細かい点で気になるところが多かったですが、高校生でパワーポイントを使いこなし、生徒や職員、保護者など合計すると1000人近い視聴者の前での発表は、自分が高校生の頃には考えられない、レベルの高い内容でした。
生徒たちは、やがて社会に出て活躍することになります。ここで、自分がやりたいことを自ら見つけ出すためにも、このようなキャリア教育の重要性がますます高まっていくことでしょう。
昨夜は、そんな娘の成長に苦笑いする、親バカ園長の話でした。(笑)
コメントをお書きください