児童向け読書手帳

さいたま市は、小学校低学年の児童向けに。読んだ本を記録できる手帳「としょ丸どくしょてちょう」を発行しました。読書を続ける楽しさを知ってもらおうというねらいだそうです。


市図書館のキャラクター「としょ丸」をあしらったはがき大の手帳で本を読み始めた日と書名を記入できる内容になっています。3つの手裏剣のマークに色を塗って、どれだけ面白かったかを記録できる仕組みで、「ふだんは本を読まない子も、ゲーム感覚で本を手に取ってもらえるように工夫した」ということです。


手段はどうあれ、子どもが本を手に取るきっかけになることが大事ですね。継続となると、大人でも続かないダイエットのように(笑)、簡単にはいかないのが常ですが、ゲーム感覚は、子どもの「もっと」の気持ちに火をつけるかもしれませんね。


保育園でも、絵本を読むのでなく、おもちゃの一つとして、カバンやカートに入れて楽しむ園児がいますが、スタートはそれで十分です。次に本の中身に興味を持ってもらえばいいのです。背表紙でなく、表紙を見せる壁面の本棚が、少しでも子どもたちの好奇心につながればと思っています。


さいたま市では、今後、小学校中学年、高学年向けの読書手帳を発行する予定だそうです。こんな取り組みが、子育て支援と言えるのかもしれませんね。