今日は、屋上ファームで聖護院大根を収穫しました。この大根は、桜島大根のように丸くて大きな大根です。葉の部分も多いので、子どもたちには、「大きなカブ」として、絵本のように、「○○ちゃんがカブを引っぱって、△△ちゃんが○○ちゃんを引っぱって・・・」のように、最後は先生も引っぱって、ようやく抜けました。
大きなカブは、お迎えのママやパパに見てもらおうと、入口に手こぎカートに乗せて置いていたのですが、子どもの頭くらいのサイズで、あまりにも大きいので、スマホで写真を撮るママもいました。(笑) 給食でおいしくいただきます。
さて、今日は、ただの学習塾でなく、「思考力」を育てることに取り組んでいる塾の話です。個別指導塾を運営する「考学舎」は、東京スカイツリーのふもと、墨田区に「まちのまなび処」を開講しました。空き店舗を利用した取り組みで、将来は、商店街で働く大人を講師にした特別講座も行われるようです。
ここで、行うのが「思考」の授業です。小学1年の男の子の授業を覗くと、男の子が「昨日の夜、テレビでやってた世界のお祭り見た?」と講師に話しかけます。「見てないけど、どこが一番面白かった?」「どんなふうに良かった?」と、講師は授業が始まる前の軽いおしゃべりにも、出来事や感じたことを自分の言葉で説明させる時間を作ります。
物事を理解し、その違いや類似性を表現する。それが、考学舎が考える「思考力」で、手段としては、文から文、文から絵と変換を行う学習を行います。例えば、4コマ漫画を読んで、自分の言葉で文章に置き換えるのが課題です。
代表の坂本さんは、高校時代、ベルギーとフランスへ1年間留学しました。母国語であるフランス語の授業を受けて、その指導方法に驚きます。何字程度の文章を何年生では何字に要約できるようになる、といった目標が具体的に明示されていたからだそうです。そんな経験から、文章を別の言葉や絵に変換する授業内容を取り入れたそうです。
「情報を得て、自ら考え、結論を出す。そうした習慣を付けることが、社会では当たり前に求められているのですから」と佐藤代表は語ります。手法は、様々なやり方があるのでしょうが、子どもたちが社会に出てからの事を考えると、その思いは同じです。「自分で考えて、自分で答えを出す人になってもらいたい・・・」これですね。
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