幻のサツマイモ「紅赤」

今日は、運動会の練習をお休みして、屋上でのんびり、まったり子どもたちは過ごしました。どろんこ広場で、ドロ団子作りに熱中する子どもたちもいれば、自転車をずっと乗っている4歳男の子、池の魚のエサやりで、集まった魚たちをじっと観察する2歳男の子。最近カメの姿が見えないので、早くも冬眠か?と心配する5歳男の子。


そして、月曜日の寺子屋で収穫したサツマイモのイモ洗いチームにも多くの園児が、参加しました。たらいの水で、ゴシゴシと手でイモを洗うだけですが、泥の付いたサツマイモがピンク色になっていくのが楽しくてたまらないようです。


さて、さいたま市が発祥の幻のサツマイモがあるそうです。「紅赤(べにあか)」という品種です。皮の色が美しく、栗のような食感だそうです。


ベニアズマなどと比較すると、収穫量が少ない・・・

土質の影響を受けやすく、肥料の加減も難しい・・・

他品種に比べ害虫にも弱い・・・

貯蔵性もあまり良くはない・・・


こんなマイナス要因だらけのサツマイモだからこそ、付加価値、希少価値が認められているようです。この高級品種「紅赤」の生産者団体である「三芳町川越いも振興会」が、今年度の「農林水産祭」の「むらづくり部門」で、最高賞の天皇杯に選ばれたそうです。都市近郊の伝統的な循環型農法を継承する住民参加型のむらづくり」が評価されたとのことです。


なんだか、こんな農業の取り組みは、夢があっていいですね。保育園のファームでは、今年は、「ベニアズマ」「ベニはるか」の2種類のサツマイモを育てましたが、いつかは「幻の野菜○○」を作ってみたいですね。効率とか生産性を追求しないモノ作りは、豊かな心を産んでくれるような気がします。