ヤクルトスワローズが、劇的なサヨナラ試合で、14年ぶりのリーグ優勝となりました。2年連続最下位からの優勝というのも、凄いことです。
私の学生時代からの仲間の一人に、ヤクルトの熱狂的なファンがいます。セ・リーグで言えば、巨人、阪神や最近では「カープ女子」が話題の広島などの球団と比べると、地味なイメージがある東京ヤクルトスワローズですが、ファンは超個性的です。彼もその一人ですが、ひっそりとヤクルト優勝の美酒に浸っていることでしょう。
本拠地神宮球場で、ファンの前で行ったビールかけも印象的でした。素敵な演出です。
さて、一躍脚光を浴びるのが、真中監督です。彼は14年前の日本一のメンバーでもあり、あの野村監督から、「現役時代一番練習していた選手・・・」と言われ、通算成績では、打率286厘とホームランバッターではありませんが、一流選手と言えるでしょう。
最近では、2011年から2013年に2軍監督をしていたので、監督としての手腕は評価されていたのですが、今季初めて一軍監督としての指揮をとります。
真中監督は「自分で考えて動く」をテーマに、選手が自主的に行動できるような取り組みを行ってきました。野球には、複雑なサインや送りバントなど、勝つためには、投げる打つのフィジカル面だけではない、頭を使う細かい作戦が必要になります。データを重視する裏方の仕事も大切です。
状況判断、データの活用など、「自分で考える野球」が選手たちの間でどれだけできるかということが重要になってきますね。
名監督とは、采配のすばらしさだけでなく、選手の育成術も優れてなければいけません。采配が優れた監督は、その監督がいなくなればチームは低迷します。しかし、「自分で考える野球」で強くなったチームは、監督が交代しても、強いチームで有り続けることができるのかもしれません。
日頃、保育園の子どもたちには、「自分で考えて、自分で答えを見つけられる人になるように・・・」と言っているおやじ園長としましては、真中監督のチームが優勝することは、とても喜ばしいことです。
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