図書館と書店が隣り合わせ!?

言うまでもなく、図書館は本を「借りる」ところで、書店は本を「買う」ところですが、その二つが隣接する施設が、埼玉県の高崎線桶川駅にできました。蔵書9万1000冊の市立図書館と、和書50万冊を取り扱う「丸善桶川店」が隣り合う、「OKEGAWA hon プラス+」です。

 

普通なら、本が売り物の書店と無料で貸し出す図書館はライバル関係じゃないの?それが隣同士なんて・・・と思うところですが、「図書館に同じ本を何冊も置くことは難しく、話題のベストセラーは書店で購入し、書店にない郷土資料などは図書館で借りるといった形で共存できる」と桶川市企画課の担当は語ります。

 

私のまわりでも、本を「借りる派」と「買う派」は分かれます。私は、読んだ本は手元に置いておきたいので、中古も含め「買う派」ですが、長女は「借りる派」です。読書量が多いのはいいのですが、頻繁にさいたま市中央図書館から「期限を過ぎても返却がありません・・・」と督促状がきています。(笑)

 

どちらにしろ、需要が違うのであれば、同じ本を扱っていても、共存できるし、図書館と書店が協力したイベントなど、楽しい取り組みもできそうです。活字離れが進んでいると言われている昨今・・・本を読むという習慣が、子どもたちに広がるきっかけになればいいですね。

 

保育園では、ほぼ毎日、子どもが寝る前に読み聞かせをするママが、何人もいます。「えっ・・・毎日なんてできないよ!本だって、そんなにたくさん揃えられないし・・」と思われるかもしれませんが、一日たった10分でいいのです。

 

それから、毎日違う本を読むのなら、1年で365冊の本を買わなければ・・・ではなく、くり返し読む本は購入して、日替わりの本は図書館で借りるのも、一つのやり方です。

 

保育園では、毎日朝の会で、絵本や紙芝居の読み聞かせをしていますが、何度も読む本と、図書館を有効活用して、日替わりで読む本を上手に使い分けています。だいたい半々の割合です。

 

子どもが、本を好きになるきっかけは、色々あるでしょうが、図書館&書店コラボという切り口は、私の中では注目です。今度、覗きに行ってみます。