ラグビー日本代表の奇跡

前の会社の仲間に、ラグビーの熱狂的なファンがいます。今、病と戦っていますが、このニュースでどれだけ元気になったことでしょう。ラグビー日本代表が、過去ワールドカップで2度も優勝した南アフリカを劇的な逆転で破りました。

 

奇跡と言われていますね。ラグビーは、野球やサッカーのように日本ではメジャースポーツとは言えません。野球ならピッチャーの出来が良ければ、弱小チームが勝つこともあるし、サッカーにも番狂わせがよくあります。しかし、ラグビーは実力通りの結果がほとんどだそうです。

 

日本は、ワールドカップでは過去、1勝21敗2分・・・1991年第2回大会でジンバブエ戦に勝って以来、24年間も勝っていないチームです。ゆえに、奇跡と言われるのですが、どれだけ凄いか、ピンと来ない人たちに、様々な例えが言われています。

 

野球なら高校球児が、侍ジャパンに勝つようなもの・・・

サッカーなら、日本代表が、ドイツやスペイン、ブラジルに勝つようなもの・・・

序の口力士が、横綱白鵬に勝つようなもの・・・

ハリウッドで映画化されるようなレベルのできごと・・・

 

まぁ~人それぞれ、奇跡のモノサシは違うので、楽しい例え話に笑ってしまいますね。

 

実は、南アフリカ戦の勝利は、日本代表のヘッドコーチのエディ・ジョーンズ氏と日本代表選手達は、確信していたそうです。 


「ヘッドスタート」・・・朝の5時に練習を始めることで、世界の誰もが寝ている時間に取り組む前に進むという練習を、日本代表は行っています。

 

ジョーンズ氏は、どこかの国の戦法を真似るのではなく、日本独自の戦い方「JAPAN WAY」を目指した指導を行い、今まで国内しか見ていなかった選手たちに、世界を見ることを教えます。当然、目標設定が高くなります。


ここまで書いたところで、スコットランド戦がスタートしました。


このブログのシナリオでは、「またしても、奇跡の勝利・・・」だったはずでしたが、残念なことに大差で敗れてしまいました。ラグビーの神様が日本代表に試練を与えたようです。まだ、決勝トーナメント進出の可能性は残っています。サモア、アメリカ戦の連勝をあきらめませんよ・・・。