個人面談終了

今週で、保護者との個人面談が終わりました。2歳児以上と希望する保護者を対象に、28人の園児について、園長と主任が話をしました。

 

保護者との関わりを深めるものとして、連絡ノートが交換日記のような役割となり、何より、送り迎えの時間で、保護者と職員がフェイスツーフェイスで、話ができることが、とても大事な時間です。

 

大型の保育園や幼稚園のように、家の前で送迎バスに乗るという便利さはありませんが、毎日のお子様の様子を職員と直接話をすることが保護者と保育園の距離が近くなることにつながります。

 

今回の個人面談の目的は、さらに、保護者と園の信頼関係を深めることです。いきなり「さぁ~何から話しましょうか・・・」では、保護者の話が引き出せませんので、事前に、生活の中でのお子様の様子や心配事、保育園でのお子様について、保育園への質問や要望について、アンケートをいただいていましたので、保護者に多くを語っていただきました。

 

今回の面談で保護者が一番驚かれるのは、「家では甘えん坊で、言うことを聞かない」子どもが、保育園では、180度違う姿で頑張っていることです。特に、食事については、好き嫌いが多いと悩む保護者が、保育園の給食では、毎日にように完食することに「どうして?」と思います。

 

給食という集団行動の効果・・・完食したり、今まで苦手な野菜を一口でも食べられたら、先生に褒めてもらえるといううれしさ・・・他の園児の影響力・・・そして、ホワイトきゃんばすでは、ファームで自分で収穫した野菜は100%食べるというマジックが追加されます(笑)。

 

また、「うちの子は、ほかの園児とうまくやっているか?」と心配する保護者も多かったです。園児それぞれ個人差があるので、ほかの園児との関わりは様々ですが、ここでは、異年齢保育の環境が、ほかの園児とかかわる子どもの選択肢を増やしています。

 

保育園では、一人っ子が多いですが、0歳から6歳まで園児たちが、大きな家族の兄弟と考えれば、同年齢の横のつながりではなく、異年齢の縦のつながりが、子どもたちの安心につながるのです。もちろん、異年齢でも同じ年齢の園児が遊ぶ姿が多く見られます。

 

子どもたちにとって、自分の相性やその日の気分によっても、横断型ではなく縦断型のかかわりの中で、大きく成長している姿を保護者には伝えることができました。家ではわがまま三昧の我が子が、保育園では異年齢の集団生活で、社会性を伴った行動をしていることに、安心されたようです。

 

保育園で大事なことは、子どもたちの成長にかかわるだけでなく、保護者との信頼関係を深めることです。子育てだけでなく、働くママは、社会に出て様々なストレスとも戦っています。そんな保護者の話し相手ができなくてはなりませんね。ホワイトきゃんばすの7名の職員の平均年齢は45歳(勝手にバラしてしまいました・・・笑)。20歳代の先生はゼロです。もちろん、自慢できるような人生など送ってきてませんが(笑)・・・人生経験だけは、保護者の方々より少しだけ積んでいます。

 

今回の個人面談では、保護者の心の内を今以上に理解することができました。そして、さらに距離が縮まったことが、大きな成果と考えています。