本日は、さいたま市の保育コーディネーターの方が、ホワイトきゃんばすの見学に来られました。屋上遊びの環境にとても興味を持たれていて、現場を見たいということです。
現在、さいたま市には、10区のうち8区に保育コーディネーターが配属されているそうです。全員が公立の保育園での園長経験者です。保育にかかわった経験も豊富で、一般的な子どもたちの成長過程などの知識も当然のことですが、頭の中に全て詰まっています(笑)。
保育コーディネーターに求められる職務内容は、ずばり「保育の質の向上」です。待機児童解消のための事務的な役割ではありません。
有意義な取り組みをしている保育園を巡回×自らの経験値×豊富な知識・・・といった掛け算をしながら、さいたま市の保育園の質の向上に努めています。今日は、屋上での活動を見ていただきながら、多くのお話を伺いました。
保育の質を上げる仕事・・・ということですが、現実的には、クレーム対応の仕事が一番多いそうです。実際に、保育園を利用する保護者の苦情を直接伺い、該当保育園の改善につなげる活動です。
どんな企業でも、お客様からのクレームへ丁寧に対応することで信頼回復に努め、お客様のご意見を商品開発につなげることは、当たり前に行われています。保育園は、待機児童が多い地域では「預かってあげている」という意識の強い保育園があったり、利用する保護者も「入れただけで良かった!」とそこで満足してしまい、保育の質までは、あまり要求しない風潮があるのも事実です。
保育コーディネーターの方々には、利用する保護者の満足度を上げることも、保育の質の向上の一つとして、取り組んでもらいたいですね。まだ、さいたま市の保育コーディネーター制度は始まったばかりです。存在感のある仕事を期待します。
さて、ホワイトきゃんばすの屋上を見学していただいた保育コーディネーターさんは、屋上の広さ、ファーム、池のカメや魚の餌付け、ビートルハウス・・・どれも感動されていましたが、一番驚かれたのは、子どもたちが自転車や三輪車をスイスイ乗り回している姿です。
保育マニュアルの成長過程では、「3歳で三輪車に乗れるようになる」ですが、ホワイトきゃんばすでは、2歳10ヶ月の男の子が、補助なし自転車に乗った記録があり、3歳になれば、三輪車ではなく、補助なし自転車にトライさせます。
もちろん、これは、職員の力ではなく、異年齢保育の「お兄さん、お姉さんへの憧れ効果」と安全で広い屋上スペースがある環境の賜物です。今後も保育コーディネーターの方とは情報交換をしながら、ホワイトきゃんばすの保育の質の向上につなげていきたいと思っています。
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