エンブレム

保育園ホワイトきゃんばすのロゴマークは、私の夢の中でひらめいたアイデアです・・・と言いたいところですが、デザイナーに依頼して考えてもらいました。


もちろん、保育園のコンセプトやホワイトきゃんばすという名前に込めた想いなどをデザイナーは受け止めて、約1ヶ月かけて、数種類の原案がアップされました。その中から、私が選んだのが、このホームページの左上のロゴです。


デザイナーの仕事は、どちらかというと、ヒラメキでロゴを作成する人はいないでしょう。ロゴに込められた「うんちく」もデザイン同様に大切になってきますので、商品ロゴならコンセプトや、会社のロゴなら企業理念などの情報収集が欠かせません。


さて、2020年東京オリンピック、パラリンピックのエンブレムが白紙撤回となりました。今、一番ホットな話題ですね。デザイナーの佐野氏は、トヨタの企業キャンペーン「ReBORN」の広告デザインや日光江戸村の「ニャンまげ」や山形のブランド米「つや姫」のマークのデザインを手がけたそうです。


そして、デザイン会で権威のある「亀倉雄策賞」を受賞しています。亀倉雄策さんといえば、1964年の東京オリンピックのポスターをデザインした方です。日の丸の下に五輪マークの有名なロゴです。かつては、オリンピックのポスターは、イラストが中心だったところ、初めて、写真のポスターを登場させたことでも有名です。


1997年に82歳で亡くなられましたが、ちまたでは、「こうなったら、2020年東京オリンピックのエンブレムは、1964年亀倉デザインでいいんじゃないの」なんて声もあるようです。


少し頭を冷やして考えれば・・・夏冬問わず、ここ数回のオリンピックやサッカーのワールドカップを見ていると、直前まで、設備が完成していないなどの問題が必ずあるのが、世界標準です。日本人は、1分と遅れない電車が当たり前と思う民族です。「まだ5年も先」とは考えずに、「あと5年しかない」と考える民族でもあります。


ここは、新国立競技場の問題と合わせて、「まだ5年先」と考えて、リセットするにはちょうどいいと思うくらいの方が、オリンピックも案外うまくいくのではと考えてしまいます(笑)・・・「こんなんで東京オリンピック大丈夫なの?」的な報道ラッシュに対して、「何とかなるさ・・・」と思う私です。