森のようちえん まるたんぼう

鳥取県にある、定員30名の異年齢保育の幼稚園です。ホワイトきゃんばすで言えば、寺子屋さんが30名の環境です。

 

「自然のお化粧や!」と子どもたちがワイワイ言いながら、木の実をすりつぶした赤い塗料で顔をペイントしたり・・・竹馬にまき割り、清流でカニ探し・・・子どもたちは、なたで木を上手に削り、遊び道具も自分で作ってしまうそうです。

 

そして、週に一度、「森のレストラン」といって、ミニキャンプ場で野外炊事を楽しみます。料理はなるべく子どもたちだけで作り、器によそうのも、片付けも自分たちで行います。ある日のメニューは、お釜で炊いたご飯に、自家製みそ入りのみそ汁。ご飯にはおこげがたっぷりついていて、みそ汁は、子どもたちが切ったゴツゴツした野菜入り。

 

とても野性味がありますね。この日の食べ残しはゼロだそうです。野外中心の遊びも、森のレストランも年長園児が年少園児を助けながら行っているようです。異年齢保育のすばらしいところですね。


鳥取県は、日本で最後にスターバックスコーヒーが出店した都道府県で有名ですが(笑)、こういった自然保育に助成制度を設けています。社会福祉法人、法人、個人での運営も対象です。現在6園が対象になっているそうです。


都市圏にこのような環境はないので、同じことはできませんが、これも地方を元気にする、子育て支援となりますね。こういった、野外活動は、おやじ園長の琴線に大きく触れる内容です(笑)・・・さいたまにある自然をもっと活用できるように、取り組みたいですね。まずは、ナイトツアー・・・「夜の水辺の生き物」。子どもたちの関心も高いようです。