手書きの文章

1904年明治37年に創業し、111年目となる「銀座伊東屋」のお話・・・


私が営業マン時代に、銀座の三越や松屋を巡回中に、よくこの銀座伊東屋に立ち寄ったものです。ただ、ぶらっとするだけですが、心はワクワクしているのです。不思議な空間でした。


昨日、カンブリア宮殿で「銀座伊東屋」が紹介されていましたが、6月にリニュアルオープンしたとのことです。


私の伊東屋の印象は「あそこに行けばなんでも揃う・・・」でしたが、今回のリニュアルは、アマゾンなどのネット販売に対抗するには、品揃えが多いモノ勝負では戦えないという考えです。


「モノを買う店舗」から様々な体験のできる「過ごせる店舗」を目指したので、商品の陳列は大幅に減らしたそうです。私もよく利用するアマゾンですが、保育園の必要備品購入にはとても便利ですが、ワクワクしたことは一度もありませんね(笑)


そんな伊東屋の一番の売れ筋は、万年筆です。文章を手で書く文房具です。


パソコンで当たり前に仕事をするようになってからは、文章を手書きにすることが、ほとんどなくなりました。しかし、今は、毎日保育園で「連絡ノート」を書いています。一番乱筆で個性的な文字を書くのが園長です(笑)。


心を込めて、今日一日の子どもたちの活動を記入するという、誠にアナログ的な仕事は、今の時代だからこそ、大切なことなのかもしれません。保護者の皆様の手書きの文章からは、伝わるものが多いですね。