そうです。給食やおやつの時間では、子どもたち全員が毎日「おかわりください!」や「完食で~す!」とはなかなかいきません。
今までも、野菜などの特定のおかずに手をつけないという例はたくさんあり、中には白いご飯だけ食べて、おかずは全く手をつけない男の子がいましたが、保育園での生活が慣れていくに連れて、偏食がなくなってきました。
今月から入園した3歳女の子の偏食ぶりは、かなり手ごわいです。今日も子どもたちの人気メニューの一つである「カレーライス」でしたが、野菜が入っているので、半分も手を付けません。職員が、フォローしますが、野菜は今のところNGです。
午後のおやつは、バナナでした。少し値が張る「バナナ美人ブランド」を食べます。
「みんな~このバナナを食べると女の子は美人さんになるんだよ。男の子だって、イケメンになるよ。」という園長の掛け声もむなしく、3歳女の子は「美人さんにならなくていいもん!」とバナナには手を付けません。
野菜ならともかく、バナナもか・・・と思ったのですが、フォローについた先生が「まず、一口だけ食べてみようか?」と小さくちぎって食べさせます。抵抗しましたが、「やっぱり美人さんになろうよ・・・」で口に入れました。
子どもによくある「食わず嫌い」だったようで、その後、全部食べることができました。本人も褒められたうれしさで「美人さんになるよ~」なんて、調子のいいことを言ってます。
給食の時間は、どこも同じですが、子どもの好き嫌い対応で先生たちは頭を悩ませます。偏食を認めてはいけませんが、無理やり食べさせて給食嫌いになるのも避けなくてはなりません。
すべての園児に効果があるマニュアルはありません(笑)・・・言葉がけ、量を調整するなどなど、一人一人の「頑張らせポイント」を作り、クリアーさせることです。
ホワイトきゃんばすは屋上のファームがあるので、「自分で収穫した野菜だから・・・」という、強烈な「頑張らせポイント」があります。これは、他ではできません。(笑)
3歳女の子も、時間はかかるかもしれませんが、きっと、好き嫌いなく「ごちそうさまでした。完食です!」のセリフを言ってくれることでしょう。あせらず、やっていきます。
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