日本の常識が世界では通用しないことは、様々な分野で見られることですが、子育ても世界共通というわけにはいかないようです。
「生後しばらくは赤ちゃんの顔を家族以外に見せてはいけない」はロシアの言い伝え。
「1人の女性が産む子どもの数は平均7人。子どもにはおもちゃを与えないので、子どもたちは身の回りの物をおもちゃにするのが上手」はアフリカのニジェール。
また離乳食でもお国柄が・・・リトアニアではレバーや子牛、うさぎなどの肉をたっぷり。インドでは、ターメリックやクミンを生後半年ぐらいから食べ物に混ぜるそうです。チェコでは、1歳過ぎまではほとんど味付けをせず、特に塩は厳禁だそうです。
離乳食についても、日本が一番繊細で、理にかなった考え方になっていますね。
「子どもにお菓子を我慢させるよりは、あげてしまおうと考える」「お祝いの席は夜中まで皆で楽しむことが大事なので、幼児も夜ふかし」「子どもの身の回りのことはシッター任せ」など、子育ての仕方や考え方は様々です。
日本の子育ては、環境や風土、長く続いた習慣によって、現在に至っています。そして、子育てマニュアルがこれほど多岐にわたる国も少ないでしょう。
しかし、育児で困ったり、悩んだりした時は、育児マニュアル書を参考にするのではなく、時には、大ざっぱな、広い世界の子育てに思いをはせてもいいかもしれませんね。
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