夏まつりのお店 つづき

夏まつりでは、寺子屋さんたちは「お店屋さん」をやってもらいます。ただのごっこ遊びではなく、実際に「いらっしゃいませ・・・」と声だしをして、チケットと交換に商品と笑顔を提供する接客まで行います。

 

カフェ、トマトカレーライス屋までは決まりました。そして、「ゲーム屋さんは、去年やってとても楽しかった」という5歳女の子の意見を採用して、「ゲーム&うちわ屋」さんが決まります。うちわは、無地のうちわに絵を描いて、子どもたちが、オリジナル制作をします。

 

「お菓子屋さんもやりた~い!」という3歳男の子の意見も採用です。今までは、袋詰めにしたお菓子を提供していましたが、今年は、駄菓子屋風に、子どもたちがチョイスできるようなお店にしようと思っています。

 

①カフェ

②トマトカレーライス屋

③ゲーム&うちわ屋

④お菓子屋

 

今年の夏まつりの「お店屋さん」は、この4つで決まりです。次に、カフェのメニューを決めないといけません。

 

ここからは、別々の机で、4歳児以上の園児は、洋菓子と和菓子のスイーツ本を見ながら、まずは、子どもたちだけで何をやりたいか話し合います。園長は、今回初めて、お店屋さんをやってもらう3歳児と話を進めます。

 

4歳児以上の話し合いには、あえて園長は入らずに、様子を伺います。「幼児の年齢で、子どもたちだけの話し合いがどこまでできるか・・・」楽しみでした。

 

すると、進行役は、カフェを提案した6歳の女の子と、超負けず嫌いの4歳女の子が努めます。もう一人の6歳女の子と5歳男の子は、「あーだこーだ」と意見を言います。黙って聞いている、5歳男の子と女の子も、表情からは議論に参加しています。

 

園長の予想以上に、話し合いもきちんと行なわれていました。なかなかの子どもたちです。最初に、「保育園では作れないスイーツもあるから、これはできないというメニューも出てくるからね・・・」と説明します。

 

結果、①かき氷②ジュース③ゼリーみたいな冷たいデザート④ケーキみたいなデザートの4つに絞り込まれました。今日のところは、ここまでです。しかし、寺子屋が終わってからも、本を片手に、4歳児以上の女子は話し合いをしています。

 

ホワイトきゃんばすの「夏まつり」は、今年で4回目になります。規模は小さいですが、今回は子どもたちが考えた内容が多く盛り込まれます。「子どもたちが、自分で考えて行動する」ことができるように、今回の「お店屋さん」はもってこいの教材でもあるのです。

 

もちろん、「お店屋さん」以外の素敵な企画も用意していますので、お楽しみしみに・・・