夜中の3時まで、私はテレビに釘付けです(笑)。私なりに、勝手に二人の選手の気持ちを推察していました。
全仏オープンテニス準々決勝での錦織選手の試合は、まさに激闘の4時間でした。ツォンガ選手の強烈なサーブに、第1セットは1ゲームしかとれませんでした。
「こりゃ・・・あかん。対戦成績では、俺のほうが断然有利だけど、やっぱり今、波に乗ってるツォンガには、戦略を変えないと・・・」
そして、少しずつ、相手のペースに押されているふりをしながら、軌道修正をする錦織選手。そして、強風での看板落下による30分中断が、味方します。
そして、第3セット、第4セットを取り返す錦織選手。オールアフェイのフランス人の応援が、ツォンガオンリーから、「錦織はすばらしい」に変わっていきます。
しかし、ツォンガ選手も冷静でした。
「今は、あいつの風が吹いている・・・勝つことが目的だから、あいつのペースにはまったままでも、最終セットで強いサーブが打てるように、力を温存しておこう」
そして、セットスコア2対2で迎えた、運命の最終第5セット・・・テニスの神は、錦織選手ではなくツォンガ選手を選択します。
「しゃーない・・・次はウインブルドンだ・・・」と錦織選手は頭を切り替え、「最後まで力を温存できたのが勝因だ。こうなったら優勝するぞ・・・」とツォンガ選手は、してやったりです。
スポーツ観戦の楽しみかたは色々あるでしょうが、こうして、私は勝手に二人の心の内を妄想して寝不足です(笑)
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