一番と一流

欲深い私は、一番にもなりたいし、一流であり続けたいなんて、思ってしまうのですが(笑)、一番と一流は違うものです。


一番は一人だけがなし得るものですが、一流とは、一人だけでなく、場合によってはすべての人がなし得ることができる境地とでも言えましょうか・・・


私が勤めていた洋菓子の会社で、今から20年以上前に亡くなられた創業者の企業理念はは、「お客様にとって、最高の品質の商品や生活を提供し、常に世界で通用する企業であること」というものでした。


「一番ではなく一流をめざしなさい」という考えです。わたしなどは、ずっとそんな企業文化の中で育ってきましたので、「一流」とか「本物」「逸品」などという言葉には敏感に反応します。逆に「一番売れている○○」「売上ナンバーワン」のモノには、あまり心が動きません(笑)


「一流とはその人の心のあり方が、その人の行為が一流であるとうことである。そのためには、日常の小さな行為をここぞという時に、いい加減にしてはならない。」


一流を定義すると、こんな感じになるのでしょうが、人によって、モノサシや意識も違います。また、二流、三流とは?となってくると、何が基準かもっと難しくなりますね。


保育園ホワイトきゃんばすがめざすところは、小さくてもキラリと光る保育園です。言葉を変えれば、「一流の保育を行い、一流の笑顔の子どもたちが生活する保育園」です。


言葉で表すのは簡単ですが、一流のおやじ園長であり続けるために、一流の先生たちであり続けるために、「これは、保育園ホワイトきゃんばすがするべきことか否か・・・」というモノサシが必要です。そして、毎年そのモノサシのレベルを上げていかねばなりませんね。


皆さんにとって、一流って何ですか?・・・たまには考えてみるのもいいかもしれませんね。