もう50年以上も読み継がれ、世界中で翻訳された絵本「ぐりとぐら」の作者、中川李枝子(りえこ)さんは、認可外保育園「みどり保育園」の立ち上げと同時に、17年間も保育士として子どもたちとかかわっていました。
保育の仕事をしながら、「いやいやえん」「そらいろのたね」「ももいろのきりん」などの誰もが知っている童話を書き上げました。また、映画「となりのトトロ」の楽曲「さんぽ」の作詞でも知られています。
そんな、中川さんが「子どもはみんな問題児」という新刊を出しました。これは、童話ではなく、保育園で多くの子どもに向き合った経験をもとに、子育てに悩む母親にメッセージをつづったものです。母親向けの本は、今回が初めてだそうです。
1お母さんが知らない、保育園での子どもたち
2「りえこせんせい」が子どもに教わったこと
3子育ては「抱いて」「降ろして」「ほっといて」
4本は子どもと一緒に読むもの
5いいお母さんって、どんなお母さん?
この5つのタイトルにそって、45編のメッセージがあります。あたたかいけど、本質を見抜いた内容です。認可外保育園だけに、保育園の枠にはまらないような、特別なことを中川さんは、たくさんしてきたようです。
一気に読み上げましたが、ホワイトきゃんばすの読み聞かせでは、「そらいろのたね」や「ぐりとぐら」は定番です。それだけに、ますます身近なものに感じられました。
「子育て・・・焦らないで・・・大丈夫・・・」中川さんのメッセージには、子どもたちへの大きな愛と母親への説得力がありますね。育児書のマニュアル通りに、我が子が育っていないなんて、当たり前です。子どもたちは、一人一人違うものです。
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