先日、前の会社で、共に喜びを分かち合い、辛酸をなめた大切な仲間のお見舞いの席で、久しぶりに後輩と会いました。彼は、この4月に昇進昇格し、係長になったとのことです。彼は、公認会計士になるために、学業に打ち込んでいた経験があり、中途採用です。
また、このおやじ園長のブログの愛読者でもあり、かつてのゴルフ仲間の後輩は、昨年9月に北海道営業所長に昇進しました。彼もまた、建築会社の現場監督の経験を持つ、中途採用です。
日本の企業は、新卒から入社した社員は、生え抜き社員と言われ、古い企業になればなるほど、どこか誇りとして語られるような風潮がありますね。それに対して、中途採用の社員は、どこか負い目を感じて待遇や昇進などの面で不利を被ることがあります。
しかし、ずっと一つの会社にいると、新しい取り組みや改革に抵抗し、企業が危機的状況に陥った時の対応力が不十分ということがよくあります。そんな時に、まったく畑違いの仕事を経験してきた、中途採用の社員は、様々な企業価値を見てきただけに、頼りになる存在になるのです。
10年前の東京電力には、何万人もの社員数にもかかわらず、中途採用は一人もいなかったと聞きます。震災はやむないものの、震災後の対応を見ると、畑違いの会社での危機管理を経験した中途採用社員が一人でも多くいたならば、今も続くドタバタ劇は、違う形になっていたのかも知れません。
という、私こと、おやじ園長も、保育の業界では、中途採用ですね。20年以上、民間の企業人として働いてきましたので、私の中での常識が、保育業界では非常識ということが多々あります。そんな、過去から続く悪しき風習を打破するのが、中途採用園長の仕事でもあります。
誤解を招くといけませんので、当然「子どもたちの笑顔につながる、良きノウハウ」はたくさんあり、しっかりと学ばせてもらっています。
謙虚な気持ちで、保育業界にイノベーションを起こす(言い過ぎですね・・・)。保育園ホワイトきゃんばすの存在意義の一つは、そこにあるのです。
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