ある日、少年は将来についての面接で、「どんな仕事に就けばいいんですか」と担任に尋ねると、「自分で考えることだろう」と言われた。沈黙が続き、面接は打ち切られた。
それを機に、少年の態度がはっきりと変わった。就職に関する本を熱心に読み、資格試験も受けようと考えた。宅地建物取引主任者の資格が自分にあっていると思い、不動産管理の仕事を目指すことにした。「担任に認めてもらいたい一心だった」と少年は振り返ります。
「迷ったら自分や大切な人が笑える選択をしなさい」と担任に贈られた言葉を大切にしているそうです。
当たり前のことであり、そんなこと言わずもがな・・・と思われるでしょうが、「自分で考える」ことが、どれだけ大切なことか、私も多くの事例を経験してきました。
サラリーマン時代、①部下に対して、「あーしなさい。こーしなさい。」と的確な指示を出して売上110%という結果と②部下に対して「自分で考えてやってみなさい」と言って、やらせてみて、売上99%の前年割れという結果・・・さぁ~どちらが、次につながる仕事になるでしょうか・・・
①の場合は、部下はずっと指示待ちの仕事で終わる可能性があります。②の場合は、部下は自信をなくしてしまうリスクもありますが、次は「前年クリア」の仕事をしようと、対策を立てることでしょう。
今日は、自分で考えること・・・保育園では、子どもたちに、先生が先に答えを出してしまうのでなく、まずは考えさせることが大事であることをあらためて考えた次第です。
「そんなこと自分で考えろ!」と、保育園では、寺子屋さん以上の園児に、ついつい声を張り上げることが多い、おやじ園長です(笑)
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