道徳の時間

ご存知の方も多いと思いますが、現在、小中学校で行われている「道徳の時間」が、教科への格上げに向けて改正案が出ています。


現在の道徳の時間は、週1回行われています。内容は、担任の先生の裁量ですので、当然、成績表には反映しません。


これが「教科」となると、①教科書を使う②数値等による評価はしないが、記述式によって評価する・・・というのが、基本案です。当然、多くの意見が文部科学省に寄せられました。


主な賛成意見は、「マナーの悪化は大きな社会問題で、道徳は社会生活を送る上で不可欠」「道徳心があってこそ自他の人権の尊重や差別問題にも向き合える」「何が大切な価値観なのかしっかりと教える必要がある」など。


反対意見は、「道徳は普段の生活、教師の人格的垂範や言葉から学ぶもの」「教科化によって道徳に関する考え方が統一され、多様な考え方を引き出せないのでは」などがあるようです。


このほか「子どもは道徳的価値を『理解』しただけでは変わらない。『自覚』して初めて生き方が変化する」といった声や、教師の指導力向上を求める声も寄せられています。


下村文部科学省大臣は、「子どもたちにとって励ましになるような評価方法を今後詰めていきたい」と話します。


さて、みなさんはどう考えますか?


善悪の判断や、人のために行動すること・・・例えば、昭和30年~40年代の「3丁目の夕日」の時代なら、親だけでなく、地域のおやじやうるさいおばさんから学ぶことが多かったですが、今の時代は、地域で子育てをするという環境はありません。


「道徳」についての正しい判断基準を子どもたち自身が身につけていくような環境は、必要かもしれません。「教科書」を暗記ではない、自分で考える時間にするには、どうすればいいのか・・・ここが大切なポイントですね。もう少し、じっくりと考える必要があるようです。

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コメント: 1
  • #1

    かいじゅうママ (木曜日, 19 3月 2015 22:29)

    私は『道徳』は必要だと思いますが、自分たちが学んだ頃の内容とは変えていくべきなのかな、と思います。当たり前、と思っている事がだんだん当たり前でなくなってきているので、内容は吟味する必要ありますよね。教師の力量というのもでてくるんでしょう。道徳だけ外部講師を招くとか、地域のおじいちゃんおばあちゃん先生に習うとか、色々やってもらいたいです。学びとるのは子どもたちですからね。公民科の教職課程を学んだ者としては『倫理』も小学生のうちから学んで欲しいです。親としてはまず自分の価値観で教えてしまいますからね(((^^;)
    …子どもの心を育てる、って難しいですね