「働く母」であることは、子育てにとってマイナスか?と尋ねられると、「母自身の心の安定のためのカードとしても、働くことは有益ですよ」と花まる学習会の高濱さんは答えるそうです。
パート、フルタイム、家業など、形態はどうあれ、働けば収入が増えて家計が安定するというメリットが現実的な話ですが、それ以上に、現代の子育てにおいては、「母親」以外の世界を持つことが、心の安定に大きな意味を持つとも言われます。
あるママはこう言います。「仕事のストレスは子どもといれば解消され、子育てのストレスは仕事をすることで解消できる・・・」まさに、両方のバランスが生きる上でも必要になってくるということですね。
ホワイトきゃんばすの主任保育士は、母親の先輩として、保育園のママの相談を頻繁に受けます。内容は、子育て、仕事以外に、夫の問題点も多いです。私は、おやじ園長であると同時に、夫でもあり、父親でもあるので、ここらへんの話は、女性職員の範疇となります。
さて、ホワイトきゃんばすのママの中には、専業主婦も下のお子様が生まれて、現在仕事をしていないママもいますが、当然、「働く母」が圧倒的に多いです。
今までも「私が働いていたばかりに、自分の子どもに、○○してあげられなかった。」と悩むママもいました。しかし、子どもは、仕事と子育ての両方を頑張っているママを誇りに思っています。保育園では、言葉が話せるようになってくる2歳児以上なら、そんな心を持てるようになってきます。
これからの時代、不況、少子化、離婚だけでなく、生きがいという考えも含め、「働く母」が圧倒的多数の時代が来ることは間違いありません。
今は、まだ壁があります。
「母親は、『おかえり』と家で子どもを出迎えるべきだ」という古い価値観・・・
仕事復帰を告げた時、ママ友から「えっ?大変だね」と言われたとき・・・
実母から「子どもがかわいそうに」と言われ、悲しくなったとき・・・
でも、「働く母」を「いいな。自分の世界を持ってて」と、うらやましく思っている専業主婦が実は多いのです。やがて「働く母」になるであろう、娘たちの未来を築いていくためにも、胸を張って頑張ってもらいたいですね。
最後に、仕事と子育てを両立させるオススメの記事があったので、抜粋します。
◇「長時間一緒にいられない」と後ろめたく思わないこと。ただし、毎日必ず、短くても1対1で子どもの話だけを聞く。
◇手抜きも大事。掃除はメガネを外してやるくらいの度胸で。
◇実母やしゅうとめの「昭和の母」幻想に負けない。「孫がかわいそう」は聞き流す。
◇働く喜びも、子育ての喜びも堂々と子どもに話そう。
◇夫は母性を理解できない。子育ての葛藤、やって欲しいことは具体的に言葉で伝える。
◇周りの助けを借りよう。
どうですか・・・がんばりすぎないことが大事ですね。
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