NHK番組「おかあさんといっしょ」の元体操のお兄さんこと、佐藤弘道さんは、幼児向けの体操教室で子どもたちとの時間を過ごしています。
「僕の体操教室では、幼児に技を教えていません。幼児期の運動は体作りと心作りに大きな影響を与えるという考えのもと、体操を通して人間の根っこ作りをしっかり行うことを大切にしています」
佐藤さんは、体操させることが目的ではなく、体操をツールにして、人間教育をしているのだそうです。
佐藤さんの保護者に伝えたいメッセージを紹介します。ヒロミチお兄さんの言葉ですので、ママたちには説得力があるかもしれません(笑)
「子どもの躾は親の義務だということを伝えたいです。保育園や幼稚園は、躾をする場所ではなく集団教育をする場所です。個々でやらなければいけないことは家庭で教え、集団でやらなければならないことは、集団教育に特化している保育園、幼稚園で教えるべきだと思います。幼少期にきっちり躾をしてあげないと、子どもが恥をかいてしまいます。子どものためにも、自分自身の身の周りの事はある程度できるように教えてあげてください。僕自身も、幼い頃は最低限の挨拶や箸の持ち方、洋服のたたみ方などをよく注意されました。例えば、タンスの端に洋服が挟まっていると「お洋服が挟まっているよね?あれが自分自身だったらどう思う?痛いよね?どうすれば良いのかな?」というような遠まわしの注意を受けました。しかし、この遠まわしな注意方法は「なぜダメなのか」が分かりやすく、自分の中で納得できたのをよく覚えています」
ホワイトきゃんばすでは、仕事が終わって、くたくたのママに「おうちでは、ばっちり躾を頼みます!」とは強要しませんが(笑)、幼児期の子どもは、自分で物事の善し悪しの判断ができないことが多いです。「良い事と悪い事」をしっかりと教えてもらいたいですね。
もちろん、保育園では、躾はしっかりします。1、2歳児の「やりたい放題園児」に躾は不可欠です。大事なのは、保護者との連携ですので、「今日○○君は、こんなことをしたので叱りました」と連絡ノートやお迎えの時間に伝えます。
しつけたり、叱ったりは「現行犯逮捕」で行わないと効果がありません。そして、一度で覚えることはまずありませんので、何度も繰り返しになります。
ということで、今日はヒロミチお兄さんのメッセージを紹介しました。
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