学校統廃合

昨日の寺小屋では、保育園を卒園して小学校では、どんなことをするのか、イラストを見ながら話をしたのですが、この春小学生になる園児だけでなく、全ての園児が興味津々です。6年間という長い時間と、ランドセル、勉強・・・保育園でやったことがあることも、これから初めてやることも、子どもたちは、目をマンマルにして「あーだこーだ」と熱く話をしていました(笑)

 

さて、先日文科省が、小中学校の統廃合基準を改訂しました。1956年以来約60年ぶりだそうです。

 

今から60年前は、小中学生の数は1815万人いたそうですが、今は当時より、約800万人も減ったそうです。そんな背景もあり、今回の手引きは、統廃合の基準が緩和された内容です。

 

さいたま市には、全児童70人しかいない小学校があります。私の住む西区にあります。一つの学年が10人ちょっとの人数ですので、少人数の強みを活かした授業や、何といっても保護者同士のコミュニケーションが抜群です。私などは、その環境をとてもうらやましく思っています。毎年、うちの学校も統廃合されるのでは?と心配の声が上がるそうですが、統廃合されると、交通量の多い、荒川を渡る橋を子どもたちは通学しなければならず、通学時間増だけでなく、危険をも伴うことになります。


統廃合をした全国の学校アンケートでは、大人数の運動会ができてよかったなど、チームでの活動が充実し、「効果あり」の声が多かったようですが、過疎化への懸念など、一律に進めることはできませんね。


それぞれの地域、学校で十分に検討して、「子どもたちにとってプラスになるかどうか」のモノサシが一番大切なことです。