平成26年を振り返って

いよいよ平成26年も残り2日ですね。1年365日同じ24時間が与えられていますが、今日明日と、大掃除、帰省、お正月準備や買い物などで、多忙な2日間ですね。


保育園の1年を振り返ってみます。


3月に、ホワイトきゃんばすにとっては、大きな試練がありました。歩いて5分の場所に、社会福祉法人が運営する新規の認可保育園ができました。また、同じ西区にもう1ヶ所の新規保育園が開園しました。


16人の園児が、認可保育園へ転園しました。兄弟を持つまだ若い保護者にとっては、毎月の保育料が少しでも軽減できる選択肢は、やもを得ないことと受け止め、あらためて、ホワイトきゃんばすをもっと素敵な保育園にしていかなばならないと決心しました。


まずは、保護者にアンケートをお願いして、ホワイトきゃんばすに期待することや、いいことも悪いこともすべて洗い出すことにしました。私は、もともと洋菓子メーカーの営業の仕事をしていましたので、「お客様の声」を聞くという発想は当たり前ですが、認可保育園で保護者のアンケートを取って改善策につなげるという発想はほとんどないでしょう。保育園のお客様は、子どもたちではなく保護者です。


全員の保護者の皆様から、熱いメッセージをいただきました。中には、レポート用紙3枚びっしりのママもいました。今まで利用した保育園のことや、保育士のママは、働いた保育園でのことなど、たくさんの勇気や助言をいただき、職員一同感謝の気持ちでした。


その想いを受けて、今年度の取り組みを見直しました。


ホワイトきゃんばすの基本の考え方に変更はありませんが、具体的な保育内容を強化しなければなりません。保護者からは、「通常の保育の姿を見たい」「運動会をやってもらいたい」「今やっている取り組み(異年齢保育やファームなどのすばらしい環境)をもっとアピールするべき」などの声が多くありました。


アンケートの集計内容も、全ての保護者へフィードバックし、あらためて、保護者と職員そして、子どもたちが一体となった保育園にしていくことを共有します。


まずは、保育園の「見える化」を強化します。今までも、園内の壁面には、子どもたちの写真がたくさん貼ってあり、各イベントの写真も保護者に見てもらうために、入口にこれでもか!というくらい掲示していたのですが、これをさらに進めました。


5月の「どろんこ遊び&ピクニックランチ」から「春のバイキング給食」「読み聞かせ会」「ナイトツアー」「夏のプール」「親子遠足」「運動会」「ハロウィーンパレード」「秋のバイキング給食」「クリスマス会」の行事をDVD化して、保護者へ提供しました。保護者なしのイベントでは、家で、わがまま三昧の子どもの姿よりも、数段がんばっている我が子を見ることができたと、保護者からは大好評でした。


そして、開園3年目にして初めての運動会を行うことにしました。クリスマス会も園内ではなく、大ホールで子どもたちの練習の成果を見てもらうことにしました。


また、ホームページには「ママからのメッセージ」をあらたに加えて、このアンケートでいただいた、ママたちの声を掲載させていただきました。


私自身も、夏のお盆休みには、泊まりの保育研修に参加し、全国の素晴らしい取り組みをしている保育園の園長や経営者と夜中まで熱く語り合い、ホワイトきゃんばすの目指す、質の高い、子どもたちはもちろんのこと、保護者のための取り組みのヒントをたくさんいただきました。


よく営業マン時代に「同じエリアに新規の店舗が出店したので売上が落ちた」という『いいわけ』をたくさんしてきました。(笑)今回、近隣に大型保育園ができようが、それを言い訳にしても始まりませんで、いかにホワイトきゃんばすを素敵な保育園にしていくことに注力しました。


そんな想いを込めて、職員たちと一緒に取り組んだ1年でした。


つづきは明日。