全国4万1千人中46人・・・
これは、昨年度の小中学校、高校、幼稚園などの「保健室の先生」の男性の数です。数字にすると0.1%の数字です。
「保健室の先生」の正式名称は「養護教諭」「養護助教諭」と言います。まだ男性は0.1%ですが、少しずつ増えているそうです。女子の手足以外のケガの対応は、女性教諭の役割となりますが、例えば「男女ともに、性の話は同性の先生に聞きたいという子は多い」とのことで、養護教諭は男女どちらでもいいと答える高校生は、8割という数字もあるそうです。
話がそれますが、小学校では、児童数が850人以下の場合は、保険室の先生は一人だけと決められています。私がPTAに関わっていた時に、ちょうど、保健の先生が二人から一人になるかどうかの児童数となり、学校が大慌てした記憶があります。850人で先生が一人、851人では二人では、子どもの安全や健康を考えると、大きく違ってきます。
話を戻します。教育の世界では、小学校、中学、高校の校長先生は、男性がほとんどですが、最近は、女性の校長先生が増えてきました。次女の通う中学校も女性の校長先生ですが、とても前向きです。
逆に、保育園、幼稚園の園長先生は女性がほとんどです。私のような「おやじ園長」は少ないのですが、こちらも、男性が段々と増えていくのでしょう。
長距離ドライバー、バスの運転手、電車の運転手や車掌・・・今までは、男性100%といった仕事に、女性が目立つようになり、また看護師や保育士などの仕事に、男性が就くケースも増えてきています。
結論を言ってしまえば、採用者の意見としては「優秀な人を採用するのに性別は関係ない」ということでしょう。そして、「男はこうだ。女はこうあるべき。」などの先入観も時代とともに薄れているのが事実です。
今の子どもたちが大人になる頃には、性別による偏見や誤解がさらに少なくなっていることは間違いありません。保育園での子どもたちへの対応も、固定概念を捨てないといけませんね。
変化する・・・新しいことに挑戦する・・・ここには、過去の常識は通用しないのですから。
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