米が安くなってうれしい!?

今日は、久々の晴天でしたので、クリスマス会の練習を早く切り上げて、屋上で遊びました。風もなかったので、シャボン玉がそのまま青空に吸い込まれるように垂直に上がっていきます。青空とシャボン玉の重なる光景は、息をのむほど美しかったです。

 

ファームで立派に成長した「白菜」と「大根」を収穫しました。ホワイトきゃんばすファームは、種をまく前の土作りで、堆肥、鶏糞、油かす、石灰などを土に混ぜ込みます。もちろん無農薬です。いわば、立派な有機無農薬農法ですが、あこがれの「自然農法」ではありません。

 

今年は、お米が豊作で、米の買い取り価格が大幅に下落しているそうです。米農家さんは「このままでは生活していけない」と、今後の活路を求めて、あの「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんの「自然農法」の話を聞かせて欲しいと、電話が鳴り止まないそうです。

 

先日、地元青森県での会合では、なんと2000名の米農家さんが集まったそうです。

 

TPPが始まれば、海外から「オーガニックのお米」などが輸入され、安価なオーガニック米が、当たり前に店頭へ並ぶ時代の到来となります。

 

農家さんたちも「うちは無農薬なんて関係ない」と言ってられる時代は既に過去のものとなりました。

 

木村さん曰く・・・本当に時代が変わったのだそうです。

 

日本の米農家さんも、生き残りをかけて輸入オーガニック米にも負けない競争力の高い米作りをしなければいけない時代になったのです。だからこそ今、自然栽培に熱い視線が集まっています。

 

有機JAS法で使用を認められているものを含め、農薬は使用しないお米・・・

有機肥料も含め肥料は使わないお米・・・

除草剤すら使わないお米・・・

そして何より美味しいお米・・・

 

これが、自然栽培米の特徴です。

 

輸入オーガニック米が、スーパーの店頭にずらっと並んでいてもたった一つでも、こんな付加価値の高いおこめがあったら、「これだっ!」と思って買い求める人が、必ずいるのではないでしょうか。

 

自然栽培のお米がスーパーで当たり前に買える時代・・・次の世代がそんな時代になるように、日本の米農家が変わっていくのかもしれません。

 

農家でもない私が、評論家のように話をするのは失礼と承知の上で、作るだけの農家が、付加価値をつけて販売するところまで、視野を広げてがんばってもらいたいですね。

 

勝手なエールで、失礼しました。

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コメント: 1
  • #1

    本当ですね (金曜日, 28 11月 2014 23:14)

    味はともかく安いお米が欲しい人、手間隙かけた美味しいお米にはお金に糸目をつけない人、自分の出せる金額の中での美味しさを求める人、色んな価値観の方がいらっしゃいますから。
    それでもお米農家さんが頑張った分だけの、正当な価値がお米に付くと良いなと思います。