日米野球

私が中学1年生の時に、日米野球を当時の後楽園球場で観戦しました。シンシナティレッズという、あの4256本の安打を記録したピートローズ選手がいるチームが、やってきました。


レッズ対巨人の試合です。そこで、今でも強烈に印象に残っているシーンは、当時エースの堀内投手のカーブをレッズの4番打者、ジョー・フォスター選手がわずか2秒くらいで、レフトスタンドに運んだ打球の速さです。黒バットの強打者として知られていたフォスター選手のホームランの凄さに、球場がシーンとなりました。


大リーグと日本のプロ野球の差は、まだまだ大きいなぁ~と、当時は子どもながら思ったものです。


本シーズンが終わり、ろくに練習もしないで、家族同伴で日本に遊びに来るメジャーリーガー相手でも、まず勝つことができない日本のプロ野球だったのですが、今では、遊び感覚でやってきた大リーグオールスター相手に、ノーヒットノーランで勝利するレベルとなった「野球」と言えるのでしょう。


8年ぶりの日米野球・・・その間、WBCワールドベースボールクラシックでは、2度も世界一になった「野球」は、大リーグオールスター相手に、3連勝してもノーヒットノーランを達成しても、「凄いこと」とは思わなくなったのが事実ですね。


今日は、ずっと日米野球をテレビ観戦していたのですが、今や大リーグには、日本はじめ世界中の選手が集まっています。私が中学1年の時に見た大リーガーは、アメリカの選手がほとんどでしたので、今回は、まさに、侍ジャパン対世界選抜という図式となって

います。


ワクワクドキドキで大リーガーのプレーを観戦した当時の私も、今日はリラックスしてビールを飲みながらの観戦です。4連敗をしなかった大リーガーに少しホッとした気持ちです(笑)


東京オリンピックで野球が復活してもらいたいとか、世界では競技人口が野球をはるかに上回るサッカーも、いつかは、日本のレベルが世界のトップクラスになってもらいたいとか、ほろ酔いでいろいろな願望を持った次第です。


そうだ、テニスの錦織選手・・・もう少しだったですね。でもベスト4ですよ。凄いことですね。そんな、世界で活躍する日本人プレーヤーが、子どもたちの憧れであるのです。今の一流選手は「子どもの頃○○選手に憧れて・・・」というコメントがたくさんあります。スポーツだけではありませんが、私たちは、子どもたちの憧れの大人になれるように、頑張りたいものですね。