ユーグレナ

世界が注目する「食の革命」になるかも・・・という、食材「ユーグレナ」。日本名は「ミドリムシ」です。


「今!ミドリムシが注目!」などの報道で、なんとなく意識していた食材ですが、昨日のテレビ番組で、こんなに凄いの・・・とあらためて思った次第です。


石垣島で「ミドリムシ」の屋外大量生産を実現させたユーグレナという会社が、ほぼすべての食用ユーグレナを供給しています。社長と研究開発担当者の二人三脚の足どりには、苦労話が絶えなかったそうですが、「ムシ」という名前の食材に、最初はどこの食品企業も門前払いだったそうです。2年間で500社から「ノー」と言われても、ミドリムシを愛する社長の執念が勝ったわけです。


「ミドリムシ」は、私が小学校の頃に理科の実験で顕微鏡を覗いた記憶がありますが、「ムシ」ではありません。ワカメや昆布と同じ藻類だそうです。


凄いのは、ユーグレナには、野菜のビタミン・ミネラル、魚の不飽和脂肪酸、肉や大豆のアミノ酸など合計で59種類もの天然栄養素が含まれているので、植物と動物の特性をあわせ持った食材と言えます。


ミドリムシの可能性も凄いことですが、当時まだ学生だった社長が、貧困国と言われるバングラデシュで、栄養失調の子どもたちと出会い「この問題を解決したい」と考えたことがスタートだそうです。そして、多くの挫折にもあきらめないで、今では、バングラデシュの子どもたちに、ユーグレナが入った、栄養バランスのいいクッキーを届けています。


保育園の子どもたちが、こんな世界を見れる人間になってくれたら・・・という願望も込めて、「ミドリムシたち・・・頑張れ!」という心境ですね(笑)