東京の多摩の住宅街に、週に水曜日の10:00~17:00だけ開店する「おもちゃ屋さん」があります。普通のおうちの一室が、おもちゃの部屋になっているそうです。
店主は、二人の子どもを持つ主婦です。保育士として働いていたそうですが、二人目の出産の時に、おもちゃコンサルタントの資格を取りました。
おもちゃコンサルタントとは、国家資格ではありませんが、日本グッド・トイ委員会の認定する資格だそうです。
出産後は、また保育士に復職する予定だった店主は、「おもちゃは、子どもたちが、最初に出会う文化だ」という言葉に、考え方が変わったそうです。
それから、世界のおもちゃの中でも、3歳までを対象に、店主が自分の考えで集めた逸品が並びます。ほとんどが、木製のおもちゃですが、よくある知育玩具のように、遊び方が決まっているのではなく、様々な動きを子どもたちが発見するようなおもちゃばかりです。
口コミでやってくる子育てママが、そこで自分の子どもと、1日中おもちゃで遊ぶこともあるそうです。もちろん、店主は自分の子育ての経験や保育士の経験から、ママたちの子育て相談役にもなっているそうです。
商売として考えれば、ネット販売込みでも大きな儲けにはならないでしょう。でも、生き方としては、素敵ですね。
子どもたちにどんなおもちゃ用意するのかは、保育園にとっても大きな課題です。ホワイトきゃんばすにも、開園の時に、多くの仲間たちからいただいた、おもちゃや絵本があります。開園後も、保護者からいただいたり、少しずつ増えています。
先日いただいた、木のレジスターや冷蔵庫などのおもちゃは、子どもたちには大人気です。木のぬくもりは、子どもたちにとっても使いやすいのかもしれません。
ホワイトきゃんばすでも、おもちゃの使い方が決まっていても、子どもたちが自由に遊びなさいという考えなので、「こうやって遊ぶんだよ」と先生が教えたりはしません。おもちゃが多すぎて、片付けの時間が長くなってしまいますが、子どもたちが片付けをすることも大事ですね。
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