絵本は「心の栄養」

ママがどんなに忙しくても、毎日食事を作るには、その大切さをよく知っているからです。子どもにとって、食事が健やかな体を作る栄養なら、絵本は健やかな心を育む栄養です。


絵本の読み聞かせは生きていく力を育てる貴重な時間。短い絵本なら3分、長くても7~8分程度で読めますが、その蓄積が子どもに与える影響はとても大きいですね。


保育園では、読み聞かせは毎日行っていますが、おうちでのママは「時間ができたら読んであげよう」では、なかなかできませんね。毎日歯磨きをするように、「夕食が終わったら」「布団に入ったら」など習慣化すると長続きします。


読む本は子どもに選ばせるのもいいですね。子どもはいつも同じ本を持ってきたり、何度も「読んで」とせがみます。それは「繰り返し」が好きだからです。保育園でも、同じ本を繰り返し読みます。繰り返しが、徐々に理解力を深め、言葉や世界観を吸収していきます。


そして、大事なポイントがあるそうです。子どもに質問しないことだそうです。「この動物は何?」などと質問攻めにされると、純粋に絵本を楽しみたい心を折ってしまうそうです。


そして、やってしまいがちなのは、読み終えると「どうだった?」「どんな動物が出てきた?」と理解度を確認したくなります。でも、ここは「面白かったね」など簡単な会話にとどめるのがいいとのこと。言葉にしなくても、子どもの心は感動や驚きなど、さまざまな感情で満ちています。


さぁ~どうですか。働くママも、無理せず子どもに「心の栄養」を注入してみませんか。