子どもの成長にとって、マイナスになることは、あげればキリがないのでしょうが、その中の大きな一つに「子どもから重力を奪うこと」があります。簡単に言えば、ずっとダッコやベビーカーに乗せて、歩くことをしない状態です。
優等生のママの発言に多いのが「うちの子は、よく歩く子にしたい。時間や距離を決めてできる限り歩かせています。」これは、実はNGです。
子どもを歩かせるのではなく、「歩くことが好きな子どもにするためにどうしたらいいか」を考えるのがベストだと言えます。
「歩かないとダメじゃない!」などと思うと、子どもは敏感に感じて、「抱っこ」攻撃を仕掛けてきます。逆に、子どもが歩くのが楽しい状況なら「抱っこ」とは言いません。
例えば、公園の帰りに「あそこまで競争」と誘えば子どもは駆け出します。子どもの自立心や体力の問題ではなく、親自身が子どもと一緒に歩くことをいかに楽しめるかがポイントです。
ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターの中では、買い物の時に「次は牛乳を買うから、ママを連れて行って・・・」というのが効果的です(笑)
保育園の避難訓練は、階段トレーニングをします。1Fから5Fまで上がったり下りたり、大人でも大変なことを子どもたちは喜んで行います。競争するということと、がんばったら先生に褒めてもらう体験ができるからです。
「今日は階段トレーニングをするぞ!」と言うと「やった!」の子どもたちの声が返ってきます。それは、子どもたちにとって、階段の上り下りが楽しくて大好きだからです。
どうですか、自分の子どもを「歩くことが大好きにする」作戦・・・思い浮かびましたか?
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