イエスORノー

北海道とほぼ同じ面積と人口がスコットランドです。全世界が注目した「独立」はなりませんでしたね。

 

投票率が84.6%というのは、すごい数字ですが、それだけスコットランドの人たちが真剣に自分たちの未来を考えた結果と言えます。55対45の僅差は、今後のトラブルに繋がらないことを祈ります。

 

スコットランド独立に向けた理由は、多々あるようですが、全世界が注目したのは、「我が国でも同じようなことが起こる可能性がある」という認識だったと思います。

 

日本で言えば、誰もが思い浮かんだのが「沖縄」でしょう。私も、先日園児のママからお土産でいただいた沖縄のサトウキビを食べたばかりですので(笑)、もし沖縄が独立したら・・・

 

スコットランドがイギリスに統合されたのは300年前。琉球王国が日本となったのが150年前です。沖縄の人達にとっては、この150年で、戦争中は、戦地として大きな悲劇が起こり、戦後はアメリカの支配下になり、日本復帰も、当時の政府のアメリカとの駆け引きに利用され、今でも米軍の基地問題を引きずっています。

 

大学の時に、沖縄出身の後輩がいました。彼の運動能力はずば抜けていたのですが、これは個人的な能力ですが(笑)、道路が右車線から左車線に変更になったことや本州に行くのにパスポートが必要だったこともはっきりと記憶していました。

 

結局、就職は沖縄に戻り、今では子沢山のいいオヤジとなっています。

 

沖縄が独立したら・・・基地はいらない!が沖縄国民投票で可決されるでしょう。そして、自然を愛する、泡盛(沖縄の焼酎)を愛する、オリオンビール(今はアサヒビールの傘下となってしまいましたが、沖縄でのシェア90%以上)を愛する、素敵な国となるのかもしれません。

 

「独立して自分たちの力で生きていこう」という気持ちも「そんな意地はらないで、仲良くやっていこうよ」という考えも、どちらがいいとの答えは出せません。ただし、自分の生き方は自分で決めるということは、大事なことですね。