危機管理・・・

今日は午後から危機管理セミナーを受講しました。

 

講師は、実際にビジネスとして保育園などの危機管理対応をおこなっています。会社創設から13年で、99人の園児の死にかかわってきたそうです。

 

昨日私は、夏のプールのビデオの編集をしていたのですが、大きな事故もなく約2ヶ月のプールを乗り切った安堵感の中、プールを楽しむ子どもたちの笑顔ばかり追いかけていました。

 

今回のセミナーを受講して、危機管理対応がまだまだ足りなかったことに大反省です。

 

1年間に起きる子どもの溺死事故は、プールや海や川遊び、家庭の風呂を含めて、約80件発生しています。そして、保育園で起こる死亡事故で一番多いのが、夏のプールでの溺死です

 

今日は、午前中さいたま地裁でおこなわれた、川口市の保育園のお昼寝中の死亡事件の判決を傍聴した足で講師は、このセミナーに参加したそうです。 

 

現在も公判中の神奈川県大和市のプールでの溺死事件の内容に触れながら、保育園、幼稚園での危機管理について、時代とともに危機管理についての社会の考え方は変わっている。「安全とは、事故が起こっていない状態ではない。世の中から与えられた安全基準を守られている状態」であると、熱い講義です。

 

講師は「安全は、事故の中にある」と何度も強調します。 

 

ホワイトきゃんばすでも、最近の事例で、事故の中からの改善がありました。プールサイドで水が溜まりやすく滑りやすい箇所があり、子どもたちに「走らないで!」といっても、楽しく興奮する子どもには通用しません。そこで、工事に使う三角ポールで囲って、立ち入らないようにしてからは、転倒がなくなりました。 

 

園入口に使用していた、写真ホルダーを子どもが床に落としてしまったのですが、ガラスが面が割れて飛散してしまいました。これを機に、プラスティック製にすべて変えました。 

 

など、このような事故に対して、当たり前の話ではありますが、二度と起こさない安全対策をすぐに行うことが大事なことです。 

 

保育園で子どもたちが、楽しく笑顔ですごし、成長していくには、「安全であること」が絶対的なベースになることを忘れてはなりません。