一昨日の金曜日の午後に、保育セミナーに参加してきました。
㈱船井総合研究所という様々な分野でコンサルティングを行っている会社が主催する「新時代保育経営研究会」というのが正式名称です。
今回は、無料お試し会に参加させてもらいました。参加者は、保育園や幼稚園の経営者ですが、社会福祉法人・学校法人・株式会社・有限会社・個人事業・NPO法人と様々なバックボーンの面々が集まりました。
今回の私の目的は、優れた取組みをしている園を参考にさせていただくことです。まずは、会員メンバーから、保育園運営上の問題点や新たな取り組みなどの発表がありました。
アパレルの異業種から保育に参入した経営者。川崎市で認定保育園を2園展開し、来春には、認可保育園を展開されるそうです。川崎市は、一般企業の保育参入には積極的です。私の隣に座っていた方でしたので、色々と話を聞いたのですが、九州に何度も足を運んで、ヨコミネ式を導入しているそうです。少し前までは「ヨコミネ式を導入しています」とうたうのに、年間200万円のロイヤリテイが必要だったそうですが、今ではヨコミネ式の営業部隊があり、研修を受けて、認められれば、年間数十万円で「ヨコミネ式」を掲げることができるそうです。
ヨコミネ式を導入したい経営者が相談に来ていましたが、ヨコミネ式もブランドとして、営業に使われているのを思うと、ホワイトきゃんばすでは300%ありえないですね(失礼)
そして、社会福祉法人の報告がありました。何人かいらっしゃったのですが、職員の離職率が高いので、外部研修を行って動機付けをしているといった内容が中心です。
「えっ・・・保育の質を上げることではなくて、職員確保の話?」
「○○幼稚園は、数年前、理事長と職員の対立があり全員退職した。」「○○保育園は、来年春に継続希望の社員(主に担任を持っている先生)は、理事長と園長のやり方に抗議し、全員継続希望なし」などの話が入ってきます。ホワイトきゃんばすのすぐ近くですが、職員確保というのは、確かに大きな問題点であるのかもしれません。
でも、おかしいですよね。本来経営者が一番に考えるべきは、子どもの保育の質の向上とお客様(保護者)へのサービスのはずです。一般の企業なら売上を上げるためには、「良い商品(コト)と良いサービス」を強化するのが第一で、「社員研修を強化します」は、大事なことですが、1番目にはなりませんね。
やはり、営業努力をしなくても、待機児童がある限り、勝手に行政が園児を集めてくれるので「子どもたちのために、保育の質を上げよう。保護者はお客様。」という考えが希薄になるのでしょう。
この日発表された、社会福祉法人さんからは、このような感想を持ちました。
まだまだたくさんありますので、つづきは明日・・・
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