1人の力は1でしかないが、それが2人、3人でチームとなると、4にも6にもなるとよく言われます。
プロ野球でも9人が、サインプレーや連携プレーで9人以上の力を発揮します。さらに、監督の采配やコーチの判断、スコアラーから集めたデータなど、プレーヤー9人以外の縁の下の力持ちのチームプレーが勝利を呼ぶことは明白です。
ワールドカップブラジル大会は、ドイツの優勝で幕を閉じました。決勝戦は、組織プレーのドイツか、個人技のアルゼンチンかの前評判となりました。もちろん、ワールドカップの決勝戦レベルですので、そんな簡単な図式に当てはまるだけではないですが、優勝したドイツの組織サッカーは、これからのサッカーのあるべき姿の一つであることは間違いありません。
11人をさらに組織的に機能させると、12人にも13人にもなるというイメージに映りました。
コーナーキックのプレー1つとっても、ただマークする相手を決めるだけでなく、ディフェンダーを動けなくするために、さりげなくタックルする役割りまで細かくフォーメーションが取れています。まるで、5対5のバスケットボールのようです。
当然ですが、ベースは個人技です。さらに、組織力を加えることで、強化策を施しています。考えるサッカーですね。ドイツなどは、対戦国選手個々のデータをも細かく分析しているに違いありません。スタミナ・・・長所、短所など、ただ漠然と伝えるのでなく、数値化するなどデータ分析まで落としこんでいるのでしょう。
日本のめざすサッカーは、どうあるべきか・・・少し考えてみませんか。
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