配偶者控除

専業主婦やパートの妻がいる世帯で夫の所得税が軽くなる「配偶者控除」を見直す議論が、安倍首相の諮問機関である政府税制調査会で進んでいるそうです。

 

女性が収入を気にせずに働けるような仕組みにして、企業や社会でもっと活躍できるようにするのが狙いです。

 

そもそも配偶者控除は、専業主婦がいる世帯を念頭に、夫の税負担を軽減する制度で1961年に導入されました。しかし、高度経済成長が終わり、低成長期に入ると、子どもの教育費や住宅ローンを抱えた専業主婦が家計を支えるため、パートで働く動きが広がりました。

 

1997年頃に、専業主婦と妻がパートで働く場合も含めた共働き世帯(自営業は除く)の数は逆転。2013年は専業主婦世帯が745万世帯なのに対し、共働き世帯は1065万世帯になっているそうです。

 

今後、共働き世帯が増えることは間違いありません。結婚しても、一人の社会人として、生きがいとして働く・・・核家族での子育てよりは、むしろ保育園での集団生活をさせる方が、子どもの成長にはプラスになる・・・などの理由が考えられます。

 

さて、「103万円の壁」「130万円の壁」という2つの言葉をご存知ですか。

 

「103万円の壁」とは、妻のパートでの年収が103万円を超えると、夫は配偶者控除を受けられず、課税が増え、妻も所得税がかかる。(夫の年収が1000万円以下の世帯なら配偶者特別控除が受けられる)

 

「130万円の壁」とは、妻の年収が130万円以上になると、妻は「夫の扶養家族」から外れ、妻自身が年金や健康保険の保険料を納付しなくてはならなくなる。

 

よく言われる、この2つの壁が、働く女性にとって、ネックになると言われています。

 

配偶者控除の制度の見直しが進めば、働く妻にとっては、大きな改革となるのでしょうが、配偶者控除のことよりも、まずは、保育所整備などが優先だろう・・・などの慎重論もあるようですね。

 

私の意見としては、税金の事は専門外ですが、働く妻が増えることはとてもいいことだと思っています。保育園経営のため・・・なんて短絡的なことではないですよ(笑)

 

「まだ生まれたばかりのベビーを預けて働くことに、色々と言うまわりの声がありましたが、ホワイトきゃんばすの職員は全員子育て経験者なので、安心してベビーを預けることができ、私も社会の役に立つことができることがうれしいです」

 

先日のアンケートで、こんなコメントを0歳男の子のママからいただきました。ポイントは「社会の役に立つことができてうれしい」です。

 

それぞれのママが、自分の生き方についての考えがあるでしょうから、こうあるべきという1つの答えはありません。ただし、社会に出るということは、当然ママもコミュニケーション力が必要となるし、サービス業で働くことになれば、言葉づかいも人当たりも良くなりますね。

 

これは、子育てをするママの大きな武器になります。よく「親の背中を子どもは見ている」と言われます。コミュニケーション力のあるママやパパに育てられた子どもは、友だちとのかかわりも親の背中から学ぶことになりますね。

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コメント: 2
  • #1

    ミィ~ママ (月曜日, 26 5月 2014 08:31)

    103万内でパートタイムする母です 

    学校に行きたがらない娘といっしょに頑張る為には、
    働く姿を…まさに親の背中を見せるために働きだしました。
    反面、お客さま優先の自営で育ち、寂しい子供時代を過ごした自分の過去があるためフルで仕事は避けたい所
     子供の性格によってどちらが良いとは、一概にいえないと感じる問題。
    場面場面で、親の背中からよし悪しを学んでもらいたいものです。 
    ただ言えることは、早く預けた息子は、保育を楽しんでると言う事
    何故かいつも『保育園残念~』が口癖ですけどね(^^ゞ笑

  • #2

    うみうし (月曜日, 26 5月 2014 19:04)

    こんにちは。

    ライオンもシマウマもシロクマも、子供は生まれた瞬間からひとりで生きていく為の準備が始まります。
    生まれたばかりの子供の育て方から身の守り方、餌の捕り方や巣立ちのしかた…親のやることを見て学びます。
    人間も同じだと考えます。
    生き方を学ばせる方法や知識の与え方等のプロセスに関わる部分にはベストタイミングがあると思いますが、
    子供が将来一人でもきちんと生きていけるように、親自身が様々な人と関わりながらその生き方を見せ、法を守り社会の秩序を守りながら自らが充実した毎日を送る姿を見せる事に早いも遅いもないと思っています。
    その手助けをしてくれるのが保育園なのではないでしょうか。