ここ数日、4月1日現在の待機児童の速報が報道されています。
昨年待機児童ゼロを達成し、安倍総理からも「横浜方式で待機児童ゼロを目指そう!」と号令がかかった、横浜市が、今年は、過去最高の申請数でゼロにならなかったそうです。
昨年あれだけ、マスコミに騒がれたこともあって、横浜市に引っ越した子育て世代が多かったそうです。
また、福岡市では、待機児童ゼロを達成したと、意気揚々です。
さて、今年も「待機児童」の報道は過熱していますね。しかし、日本全国が待機児童問題になっているわけではありません。
東京23区や大阪、名古屋、札幌、仙台などの大都市や、関東で言えば政令指定都市など、まだ子育て世代の人口が増えているところだけなのです。
先日、鹿児島と宮崎で認可外保育園を運営している方々と話をする機会がありました。
ホワイトきゃんばすのあるさいたま市は、この4月に待機児童はもちろんゼロにはなっていません。しかし、鹿児島や宮崎は、待機児童などすでにいないのです。少子化で幼稚園は、来年度の法改正で幼保一体型の認定子ども園にシフトしていく見込みで、経営という視点では、かなり厳しい環境にあります。
また、名古屋市内で認可外保育園を運営する方とも話をしたのですが、近隣の認可保育所に多くの園児が転園し、30名が10名になってしまったそうです。
これを保育園用語では「4月ショック」と呼ぶそうです。
ホワイトきゃんばすも園児は減少しましたが、戻ってきてくれた園児があったり、転園後も、多くの園児が遊びに来てくれたり、一時預かりを利用してくれたり、ホワイトきゃんばすを故郷と思ってくれる保護者や園児が多いことに感謝しています。
今日も、口コミ効果で、2歳の女の子が、6月からの新入園児となります。ママの期待も大きく、明後日からならし保育が始まり、来週の火曜日に行う「どろんこ遊び&屋上でのピクニックランチ&スイカ割り」の大イベントにも子どもを預けることになりました。
認可保育所をたくさん作って待機児童ゼロを達成した自治体がえらくて、達成できなかった自治体は「なにやってんだよ!」ではありません。
認可、認可外問わず、保育の安全と質の高い保育園の状況を把握して、子どもたちにとっての最善の環境を考えていく自治体が一番凄いのです。
さいたま市内10区に昨年から配属となった、保育コンシェルジュの仕事は、保育園の斡旋だけではなく、質の高い、保護者からの顧客満足度の高い保育園の情報収集と相談にきた「働くママ」への適切な対応と思っています。そうなってもらいたいと考えているのは、私だけではありません。
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かいじゅうママ (水曜日, 21 5月 2014 23:02)
待機児童、入れてしまえば・ゼロにしちゃえば終わり、ではないですね。残念ながらまた年度変わりには振り出しに戻ります。
(認可)保育園選びの時にもっと情報が欲しいですね。認可外や無認可保育所は自ら足を運び情報収集するので間違いないですが、認可園はなかなか★(私を含め)入れることに注力してしまい、保育の内容・質までみれていないのが現状、ではないですかね。保護者にも事情は様々ですが、親としてただ願うは子どもがよろこんで保育園に通うこと!成長すること!
故郷を想い、今日も子どもたちの為に働くママです。