新入社員が、最初の1か月緊張状態で、なんとか仕事を頑張ったものの、疲れもたまりゴールデンウィークで緊張感が緩み、5月中旬には出社拒否になってしまうことを5月病といいますが、子どもたちの間でも同じように発生します。
一番配慮が必要なのが、中学1年生だそうです。異なる小学校出身の生徒と一緒になって友人関係が複雑になるうえ、部活動では先輩、後輩という明確な上下関係が生まれます。授業では、教科ごとに教える教師が替わる教科担当制になり、学ぶ内容も難しくなる。ちょうど、中間試験という小学校ではなかった試験も行われ、ストレスがピークになるというわけです。
子どもが無気力になり登校を渋りだしたりすると、親はついきつく叱りがちになってしまいます。しかし「叱るのではなく、子どもと接する時間を増やし、子どもが何に不安を抱いているのかを見つけ、しっかりと子どもの話を聞いてほしい」と専門家の意見です。
小学校6年から中学1年になると、不登校が3倍以上になるそうです。私の考えは、小学校時代は先輩後輩のタテの関係からくるストレスはほとんどないですが、中学校の特に運動部なら、1年生から見た3年生は「神様」となります。
すべて「イエス」・・・理不尽なことにも「イエス」となる環境も多いと思います。
中学1年の憂鬱を考えると、子どもは小さいころから「タテの関係」を経験すべきですね。私の子どもの頃は、近所のガキ大将に鍛えられ、逆に自分がガキ大将になると小さい子を守る環境でした。
今は、そんな地域環境はほとんどないので、ホワイトきゃんばすのような「タテの関係」のある保育園などが、必要なのでしょう。
1歳2歳児の園児は、時には3歳4歳5歳児に理不尽な事をされたり、優しく守られたりの繰り返しです。そんな中で、人間関係力が鍛えられ、生きる力を養っていくのですね。
「タテの関係・・・」はとても大事です。
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