公園の遊びが子どもと親を育てる

今日の新聞広告でのタイトルです。

 

私が子どもの頃は、裏が雑木林で、広い地主の庭が遊び場になっていました。小学校低学年の時は、上級生に様々な遊びを教えてもらい、自分が上級生になれば、下級生に同じようにします。そんな縦の子ども社会を作っていました。落とし穴を作ったり、庭にあるスモモ、グミ、ザクロ、びわなどを勝手に食べるなど、悪ガキ集団でした(笑)

 

そして、結婚し、子育てを始めた頃は、昭和から平成に時代も移り、整備された公園で子どもと遊ぶようになります。奥様は、いわゆる公園デビューを果たし、近所のママ達との付き合いが始まります。

 

最近では、子ども同士の喧嘩にどれくらい介入すればいいのかわからないから、公園に行くのは嫌というママのいるようですが、公園には様々な年齢層の親たちが来ます。お互いにコミュニケーションをとることで、親としても成長していくことができるのですが、それを避けるのはなんとももったいないですね。

 

そして、今の子どもたちの環境は、さらに子どもの数か減り、外で遊ぶことよりも家で遊ぶことが多くなってきました。保護者も、教育的な事には熱心に取り組むものの、遊びの時間は、宿題、塾よりも優先順位が後ろになっています。

 

子どもたちにとって、集中力をつける一番の効果は「遊び」です。遊具などで決められたルールで遊ぶのではなく、自分で考えた遊びをしている時が、一番集中力がつきます。

 

そして、この集中力が、子どもたちが大人になっていくときに大事な力となるのです。

 

保育園の屋上で、次々に自分たちで遊びを考えて、集中して遊ぶ子どもたちを見ていると、ニンマリとした気分になってきます。

 

この集中力のおかげで、「いただきます」をするまでは、じっと椅子に座って給食に手をつけない。(新人園児はすぐに食べてしまいます・・・笑)読みきかせの時間も物語に集中できる。遊び道具や自転車も順番を待てるようになる。などなど・・・

 

集中力のある子は、人の話をきちんと聞くことができます。そして、自分の意見もきちんと言えるようになります。これも、ホワイトきゃんばすが目指すことの一つですね。