保育園のあるイオンで、タイフェアをしていたので、思わず「マンゴー」を買って今朝食べてみました。
マンゴーは、今や日本においても「果物の市民権」を得ていますね。マンゴープリンなど、スイーツの素材に使われることも多いです。ただし、バナナやチェリーのように、果物をそのまま食べられることは少ないです。
今朝は、半分に切って、包丁でななめに切り込みを入れて、皮を裏返して食べようとしたのですが(かっこいいマンゴーの食べ方のようです)、種が大きくて上手にできません(笑)
お味の方は、とてもおいしかったのですが、マンゴー1個あたりの種の構成比が1/3以上ありました。思わず、頭に浮かんだのは、まだ食べたことがないのですが宮崎や宮古島の完熟アップルマンゴーです。完熟アップルマンゴーなどは、果物がブランドとして付加価値をもっているので、価格が高くても需要があるパターンですね。
コメ778%・・・バター360%・・・大麦256%・・・これは、日本が高い関税をかけて国内の農家を守ってきた数字です。
TPP交渉の要となる日米協議が実質合意に達したようです。もちろん数字の隔たりが現段階では大きいので、すぐには結論が出ないでしょうが、上記の数字が維持できないことは間違いありません。
ここで、さくらんぼの奇跡を振り返って見ると・・・1992年に米国産チェリーの輸入が完全自由化されました。当時は「日本の農業をつぶす気か!」と社会問題になった記憶があります。しかし、22年を経過した今では、国内のさくらんぼ栽培面積は自由化前の1.5倍となり、生産量は15~30%ほど増えたそうです。最大産地の山形県では手間をかけた栽培で「佐藤錦」のブランド化に成功したのです。
そして米国産が99%を占める輸入品のチェリーは、2001年に約17,000トンとピークを迎えた後、佐藤錦などの味の良い国産品に押され、2013年には約7,400トンと半分以下まで激減しています。
例えが飛躍しますが、WBC1回、2回の大会で野球がベースボールに勝った時のように、さくらんぼがチェリーに勝った奇跡がそこにあるのです。
「農業が弱体化したのは、政府が農家保護に力点を置き、競争力強化に取り組まなかったことが原因」といわれています。
国がやるべきことは、農家へ「自分で考えて頑張りなさい」とほったらかしにすることでも、「補助金出すから勘弁して」でもありません。
日本の農産物が、高付加価値を持って世界に広がっていけるような知恵と金を使わないといけませんね。
おやじ園長はホワイトきゃんばすファームの代表でもあるので(笑)、どうしてもTPPを語ってしまうことをお許しください。
今朝食べたマンゴーの種を捨ててしまうのはもったいないので、庭に植えました。ひょっとしたら、我が家のシンボルツリーに・・・冬でも枯れない奇跡があるかも・・・なんて思いながら(笑)
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